春日部の自然博物誌、「古利根川の自然ガイド」を読んでみました(2009.6.20)

2009-06-20 21:28:16 | Weblog

*癒しの<自然博物誌>800円。この間、2009年5月に発行されました。

 久しぶりに春日部ローカル話題に戻します。

 10日ほど前に、知人から<古利根川の自然ガイド>を紹介され、買いました。地域に住む、いわばご近所の人が、ご近所のことを書いて出版されたのです。多少は応援の気持ちもありましたが、薄い本ですし<のんびりした気持ちで読んでみること>も、今の私の身体にいいかな、と思ったのです。

 むろん、私も<ナチュラリスト>、自然愛好家です。私はそう思っています。西洋タンポポと日本タンポポの区別はつきます。
 本書では、日本タンポポは、出てきません。西洋タンポポと、関東タンポポと関西タンポポの3つに分類しています。黄色い花でなく、白い花のタンポポを関西タンポポというそうです。知らなかった。

 自然観察に持参する<ハンドブック>ではありません。挿画も線画で、記述も軽い<癒しの博物誌>です。
 しかし、日々思い出すこともなく暮らす中で、ふと自然の草木、虫や鳥たちを思うことも必要なことです。一服の清涼剤、一陣の風になります。

 面白いなと思ったことは、春日部市に<北緯36度00分>の緯度ラインが走っていることを指摘していることです。しかし、だから<春日部は、世界でいちばん住みやすい>ということには、容易には同意できません。そういえば明日は、夏至です。

 大河・利根川があって、古利根川です。その間には、私の住む町を流れる江戸川があります。私が古利根川の河畔を歩くことはありませんが、春日部市街に住む人たちとって、古利根川は、毎日の風景の中にある川なのです。

 * 執筆は、財団法人・埼玉県生態系保護協会―春日部支部の皆さんです
 * 発行は、有限会社編集工房<風>、電話048-735-8445です。 
 (購入、お問い合わせは、編集工房<風>にお電話して下さい)

      【おまけ】

*半夏生(はんげしょう)。本書では、自生地を紹介しています。初夏の花?です。ウチに咲いています。葉っぱだから、咲いているというのもおかしい。

*今、私が住んでいる低湿地一体は、大昔は、自然がなすがままの川だったでしょう。嵐がくると、どこもが川になったのでしょう。その後、治水事業として、人工的に堤防が作られ、社会活動上から、人工的に川の流れの付け替えもなされました。