なぜ待ち続ける人がいるのか、 その理由を挙げてみます。
・ 「だって、 子供がいるんです」
彼らは、 親権を得られないと 不満を言います。
しかし実際は、 噂に流され、 最悪のシナリオを信じているのです。
弁護士に会ったことがないか、
もしくは たまたま 悲観的な弁護士に当たって 怖じ気づいています。
子供に対する 離婚の影響を過大評価し、
虐待的な環境での生活や、 子供への 言葉の暴力の影響を 軽んじています。
・ 「私は パートナーが良くなってくれるのを 待っているんです」
パートナーが 積極的に治療に取り組んでいるなら、 それもいいでしょう。
けれども 待っても結果は同じだ という事実を、
受け入れていないだけかもしれません。
・ 「独りになりたくない」
パートナーと どれだけ一緒にいて、 どれだけの愛情を得ているのでしょう。
パートナーと離れたら 誰が支えとなってくれるか、
また 独りでいると何を得られそうか、 書き記してください。
・ 「経済的にも 自分でやっていくのは無理です」
皆さんは 自分を低く評価しているかもしれません。
パートナーが 皆さんを置いて出ていったら どうしますか?
できないことを考えるのではなく、 何ができるかを考えましょう。
・ 「彼女には僕が必要なんです」
「救済者」について 書いた箇所を読んでください。 (4月14日の日記)
・ 「未知への挑戦が怖いんです」
起こり得る 最悪のことは何か?
その恐怖を 口に出して はっきり言ってみてください。
今からそれに備えていけば、 恐怖に圧倒されなくなるでしょう。
・ 「他の誰も、 私を必要としていないから」
これこそ、 皆さんが今 この関係を離れる必要があることを 示しているのです。
〔「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」 星和書店(ランディ・クリーガー)より〕