「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

愛のある境界 1 (パワーツール〈6〉) --ランディ・クリーガー氏講演会 (12)

2008年10月15日 21時58分23秒 | ボーダーに関して
 
(前の記事からの続き)

◇愛をもって 境界 (限界) を設ける

 境界を守ることは、 BPDの人を守ること

 私が自分の 境界を設ける権利がある. 自分のためのものでもある

 境界をしっかりさせて、 BPDの人との 関係を守る

 境界は BPDの人が 楽になるための道具

 BPDの人は 愛とサポートを必要としている

 初めは 前より悪くなることを 覚悟する

 専門家でも 初めはうまくいかない. 優秀な人でも失敗する

 BPDの人は ニーズが深い.

  ex. 映画 「危険な情事」 …… 恋人との関係の 最初に失敗した

  初めに 何でも助けてしまった. 要求がエスカレートしていく

  BPDとパートナーの 関係を表した映画


・傘のエクササイズ

 生計を共にする BPDの人が、 傘の収集癖があるとする

 傘にお金を使い、 家中に傘が溜まってくる

 あなたは 月に何本まで、 いくらまでなら許せるか? 

 一人一人 限界は全く違う. 基準はない

 実際の限界設定は もっと複雑. 色々な条件が 混ざっている

 ひとつの答が あるのではない.  ex. セックスの平均数が あるわけではない

 限界は 私にとって独自なもの. 正しいものはない

 自分の限界は 自分で決める

 私が持つ限界の 第一の権利は、 私が限界を 持てるということ


・境界を設定するとき、 恐れ, ~すべき, 罪悪感を避ける

 自分の恐れに気付いて、 それを避けて 境界を設ける

 自分の知覚, 感情, 思考を尊重する

 自尊心が低くなっていることが、 それを難しくする

 他の人と 話すことが必要.人と同感することで 救われる

(次の記事に続く)
 
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