「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ネットで再会したBPDの人(2)

2007年06月20日 21時36分27秒 | 自死について

( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/48387904.html からの続き)

 けれども、その後、その人から 夜中にメールが来ました。

 ODをしたと……。

 朦朧とした意識の中で、倒れる前に 書いているというのです。

 理論的には 死ねる量を飲んだが、

 もし助かったら またメールをすると 書いてありました。

 ODで死ぬことは 少ないし、その人自身も 可能性を残しているので、

 必ず回復して メールが来ると信じていました。

 でも なかなか連絡はなく、

 入院していて メールを出せないのだろう などと思っていました。

 こちらから 何度もメールを送りましたが、

 宛て先不明で 送り返されてきてしまいます。

 HPも削除され、他に連絡を取る 手立てはありません。

 そして、その後 とうとう メールは届かず、

 音沙汰は 絶たれてしまいました。

 もう 2年近く前のことです……。
 

 ネット上だけでの お付き合いで、顔を見たこと もありませんでしたが、

 色々専門的なこと,個人的なこと、多くの話を することができた人でした。

 心子に続いて、自死で 二人目の人を失ってしまいました。

 何とも、本当にやりきれない思いです。

 全く 残念でなりません。

 そういう人たちが 死にたいという気持ちに ならなくても済むように、

 治療や社会の理解,体制が、進んでいってほしいと 心から願うばかりです……。