「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ネットで再会したBPDの人(1)

2007年06月19日 23時10分57秒 | 「境界に生きた心子」

 「境界に生きた心子」 が発刊されたとき、

 ネット上で知り合ったある人に お知らせのメールを出しました。

 しかし 久しく音信を 取っていなかったため、

 アドレスが変わって 返信されてきてしまいました。

 その人のホームページも 閉鎖されていて 連絡先が分からず、

 ご無沙汰してしまった 報いかと思いました。(・_・;)

 ところが、その後、その人から メールが届きました。

 新風舎の 新刊案内を見ていて、

 たまたま 「境界に生きた心子」 を見つけたというのです。(◎◎; )

 「境界」 というタイトルに 引っ掛かり、

 見てみると 作者が僕の名前なので びっくりしたと。

 僕も 奇遇なことに驚き、そしてとても 嬉しく思いました。 (^^)

 こんなところから、その人との メールのやり取りが再開しました。
 

 その人は心子に、メッセージを贈りたい と言ってくれました。

「稲本さんはきっと、月命日ごとに 心子さんに会いに 行くんでしょうね。

 そうだったら、伝えてください。

 心子さん、あなたは 独りぼっちじゃないんだよ、と。

 疾風怒濤の ジェットコースター人生で

 苦しんだ仲間が たくさんいたんだよ、と。

 それに会えなかったのが 残念だったな、と。」

 その人は 拙著を読んで とても共感を持ってくれました。

「稲本さん、この本を出してくれて ありがとうございました」 と。

(続く)
 
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