「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性パーソナリティ・スタイルになるために (2)

2006年12月25日 10時55分58秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43548663.html からの続き)

 境界性パーソナリティ障害の人には、

 自分をサポートしてくれる人が なくてはなりません。

 しかし 密着すぎて、双方とも傷ついてしまうことが多いのです。

 そうならないためには、自分一人で歩いていける 足腰を持つことが必要です。

 日頃注意しながら 一人歩きのトレーニングしていけば、

 少しずつ 自分で自分のことが できるようになります。

 何かある度に 人に電話してすがったり、

 一人が淋しくて すぐ誰かを求めたり、

 何でも人に頼ったりしないよう 自分を鍛えるようにしてみてください。

 そうしていくうちに、自分で自分を支える力が

 案外 自分にもあるということが 分かっていくでしょう。

 また、一人で時間を過ごすことにも 慣れるようにしてください。

 それは自分自身に向き合う 良いチャンスとなるでしょう。

 大切に思う人が 実際に目の前にいなくても、

 心の中で その人の存在を しっかり感じることができます。

 離れていても不安にならず、その人の愛情が信じられれば、

 この障害を乗り越えられた ということになるのです。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43613894.html