「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

パーソナリティ障害から 「パーソナリティ・スタイル」 へ

2006年12月23日 12時01分34秒 | 「パーソナリティ障害がわかる本」 より
 
 「パーソナリティ障害がわかる本」 岡田尊司 (法研) という本があります。

 10種類の人格障害を 解説しているものですが、

 この中で筆者は、「パーソナリティ・スタイル」 という 考え方を示しています。

 それぞれのパーソナリティ障害が 回復したときに、

 各パーソナリティ障害の 特徴を持ちながら、

 病的な偏りではなく コントロールする力を身につけ、

 バランスの取れた個性として 成熟していくというものです。

 パーソナリティ・スタイルの特性を、

 「パーソナリティ障害がわかる本」から 紹介してみましょう。
 
 

 境界性パーソナリティ障害は、「境界性パーソナリティ・スタイル」 という

 魅力ある個性へと 育っていくといいます。

 境界性パーソナリティ・スタイルの人は、人との関係を大事にします。

 でも、あまり執着しないように 抑制することができます。

 感受性やイマジネーションが豊かで、表情や振る舞いも魅力的です。

 気持ちが時々変わったりしますが、それがエネルギッシュでもあります。

 気分がすぐれないときは 迷わずに休みを取り、元気を回復するようにします。

 様々なことに興味を持ちますが、その場限りにならないよう 程合いを心得ています。

 特に心を寄せる人を信じ、その人とのつながりに重きを置きます。

 裏切られるのではないかという 不安に陥ることなく、

 相手を信頼して大切にし、愛情を持って 接することができるのです。

〔 岡田尊司 「パーソナリティ障害がわかる本」 (法研) より 〕

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/43548663.html