小学館から「デジタル利用等に関する契約書」というものが来ました。
小学館では過去のすべてのコミック単行本をデジタル化させ、インターネットで配信していくということです。
2月4日の記事「生死命(いのち)」で紹介させてもらいましたが、
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/24725922.html )
僕は小学館から「生死命(いのち)」というコミックを出しているので、それをデジタル化するための契約書です。
現在ヤフーなどでも、インターネットからコミックをダウンロードすることができますが、一昔前なら思いもよらなかった契約ですね。
絶版になったものでも新たに読者の目に触れる可能性も出てくるでしょうから、ありがたいことです。
新刊本の激増、書店数の減少、新古書店の台頭などによって、コミックが長期間店頭に並びにくくなっている現状のなか、既刊本をデジタル化して配布していく事業です。
小学館ではパソコンや携帯電話でのコミック配信、それからオンデマンド出版を展開していくそうです。
オンデマンド出版というのは、コンピューターに蓄積してあるコミックのデータを、注文を受けてから高速印刷、製本するというものです。
本当に技術の進歩とともに、メディアの形態も次々と多様化していきますね。
事業としてもですが、文化の継承という意味でも有意義なことだと思います。