「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

現代の心の障害(3)

2006年03月13日 20時05分24秒 | ボーダーに関して
 
 精神医学界でも境界例はトピックスで、21世紀を迎えた現在「境界例の時代」とも言われています。

 人口の1~2%に境界例が見られるというデータもあります。

 不登校や引きこもり,家庭内暴力などを起こす人の中には、境界例的な資質のある人が多いようです。

(自分の延長である家族には当たっても、第三者を害することは少ないでしょう。)

 都市化が進むにつれて人々のストレスは高まり、精神が揺らいでボーダー的性質に傾くと言われます。

 社会の変化のスピードに人格の成長が追いつきません。

 境界例は時代の反面的な産物でもあるのです。

(続く)