「境界例」という呼称は現在、専門的にはあまり使わなくなってきているようです。
「境界例」は統合失調症(精神分裂病)と神経症の「境界」の症例という意味でしたが、現在は「境界性人格障害」という正式な分類ができたので、「境界例」という曖昧な言い方は控えられるとのこと。
また、(僕はそういう意識は全くなかったのですが)「境界例」はある面、厄介者的な使い方をされたケースもあったようですね。
今は「ボーダー」,「境界性パーソナリティ障害」,「BPD(『Borderline Personality Disorder 』の頭文字)」などと言われます。
ただ僕個人的には、「境界例」も捨てられないのではないかという気がします。
そもそも「「 境界性人格障害」という分類も明瞭なものではなく、なかなか診断が確実に付くものではありません。
他の人格障害にまたがっていたり、他の精神疾患と重なることも多いので、やはり境界がはっきりしない「境界例」という用語も、一般的には許されるのではないかと素人的に思うのですが。
拙著「境界に生きた心子」では、「境界例」は「境界性人格障害」より広い領域を指す通りのいい言葉として使っています。
なお、現在はインターネットなどを見ても、「BPD」や「境界性パーソナリティ障 害」という言い方をする人が増えてきていますね。
でも拙著を書いたときにはそれらがまだそれほど一般的になっていなかったので、やむを得ず「境界性人格障害」という表記にしました。
「境界例」は統合失調症(精神分裂病)と神経症の「境界」の症例という意味でしたが、現在は「境界性人格障害」という正式な分類ができたので、「境界例」という曖昧な言い方は控えられるとのこと。
また、(僕はそういう意識は全くなかったのですが)「境界例」はある面、厄介者的な使い方をされたケースもあったようですね。
今は「ボーダー」,「境界性パーソナリティ障害」,「BPD(『Borderline Personality Disorder 』の頭文字)」などと言われます。
ただ僕個人的には、「境界例」も捨てられないのではないかという気がします。
そもそも「「 境界性人格障害」という分類も明瞭なものではなく、なかなか診断が確実に付くものではありません。
他の人格障害にまたがっていたり、他の精神疾患と重なることも多いので、やはり境界がはっきりしない「境界例」という用語も、一般的には許されるのではないかと素人的に思うのですが。
拙著「境界に生きた心子」では、「境界例」は「境界性人格障害」より広い領域を指す通りのいい言葉として使っています。
なお、現在はインターネットなどを見ても、「BPD」や「境界性パーソナリティ障 害」という言い方をする人が増えてきていますね。
でも拙著を書いたときにはそれらがまだそれほど一般的になっていなかったので、やむを得ず「境界性人格障害」という表記にしました。