「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

読売新聞に拙著の書評

2005年11月09日 22時03分31秒 | 「境界に生きた心子」
 拙著「境界に生きた心子」発刊後まもなく、読売新聞の「くらし健康」面に書評が載りました。
 以下に引用させていただきます。

「愛くるしくて、一緒にいるとすごく楽しい。ところが一度キレると、相手を徹底的にこき下ろし、激しく落ち込み、時に自殺未遂まで図ってしまう--。

 境界性人格障害の恋人との壮絶な日々を、シナリオライターの著者が克明につづった。
 結末は悲劇的ではあるが、その結果こそが、この障害の複雑さや、治療が確立されていない現実を浮き彫りにしている。
 本文中と巻末に、この障害の特徴や付き合い方についての解説もあり、読者の理解を助けてくれる。」


 実は一昨年、読売新聞「医療ルネサンス」に境界例の特集が連載されました。
 読者から大変な反響があり、続編まで連載されました。
 それだけ、人知れず境界例で苦しんでいる本人やその周囲の人が沢山いらっしゃるということです。

 連載時、僕は医療ルネサンスにメールを送り、担当の方からお返事をもらいました。
 「境界に生きた心子」ができ上がって献本したところ、とても良い本だと評価していただき、今回の書評を書いてくださった次第です。

 「この障害がどういうものか具体的に非常に分かりやすく描かれており、『男女の一つの愛の形を克明に描写した物語』としても読みごたえがあった」と、とても嬉しい個人的感想も聞かせてくださいました。(^^)