城ケ崎海岸 自然研究路を歩いてきました。 城ケ崎ブルース
伊東市八幡野から富戸までの散策路を 歩くのに、チョット変わった手段を考えました。
その方法は、
1.富戸側の 門脇崎 駐車場に 車を置く (駐車場 ¥500/日)
2.折りたたみ自転車で 八幡野港まで行き 適当な場所に 自転車を 係留?する。
3.八幡野港--> トレッキング--> 門脇崎
4.車で八幡野港まで戻り 自転車を 回収する。
と、 まぁ こんな具合・・・ 実践してきました。
伊豆高原別荘地内を抜け、伊豆高原駅前通りから 急坂を下って海岸に向かうと、ほどなく八幡野港に着きます。
伊豆急線のガード下 Y字路は、右側に行くこと・・、 左側から行くと階段を下って 東の浜に下りるようになります。
八幡野港から20分ほど歩くと、橋立のつり橋があります。 ★★★★☆
ここから 絶景が始まります。 最大20名まで大丈夫な つり橋は かなりのゆれ具合で スリル満点です。
つり橋を渡ったら、橋立(はしたて)に下りてみます。
絶壁を下ります。 今は過保護の時代、昔 こんな手摺りはありませんでした。
ここには、大淀(おおよど)・小淀(こよど)という、天然のプールがあります。 釣れてたのは ブダイかな?
実は、爺が 小学校6年生のときに わけあって この地に転校してきて ここ橋立で泳ぎを覚えたんですネ…
八幡野港から ここまで泳いで来たことも何度か あります。
大淀・小淀の外の海に素潜りで潜れば当時タコ・シッタカ・サザエ・アワビが獲れました。(今は漁業権の関係で獲ってはダメ)
ここの地名は 橋立(昔から八幡野に住んでいる人は、はしだて では無く はしたて)と言います。 大淀・小淀は ここにある潮だまりの名前なのです・・
橋立から 北方向の海岸を 注意深く見ると・・
幻の滝と呼ばれる、対島(たじま)の滝が 存在する時があります。 ★☆☆☆☆
爺が子供の頃 この辺は 伊東市ではなく、田方郡対島村八幡野という地名だったのです。
天城の矢筈山(やはずやま)を源として 池地区から伊豆高原駅付近を通り 海に注ぐ この川、 普段は水が枯れていて
ここに滝は無いことが多いのですが、今日は 運よく ありました。
昔のことを想い出しました。
爺の記憶では 昔 この滝もここまでの川も無く、 この川の上流は 尻無し川と呼ばれて、R135から伊豆高原駅の近くで地下に浸み込んで、川が無くなっていました。
伊豆急線の開通時だったか狩野川台風の後だったか?川を海岸線まで延ばす治水工事が行われたのです。
この工事後、地下に浸み込む水の量が減り、海岸まで流れ出す水量が増え、滝の出来る機会が増えたのではないかと思うんです?・・・
治水工事後 滝が見られるときは、周辺の海が 滝からの泥水で茶色く濁ってたのですが、今は透明で きれいでした。
こんなわけで、この川と滝は自然が作ったものではなく、 幻でもなんでもない人工の滝なのです。(シラケましたか?)
約3,700年前 大室山の噴火によって流れ出た溶岩が 城ケ崎の この絶景を作ったのだそうです。
途中 いがいが根という磯釣りスポットの北、 かんのんが根という岩場に めずらしい天然記念物があるのですが、
ここに行くだけなら簡単、伊豆高原別荘地の中にある無料駐車場からすぐ。今回は歩きすぎたのでPass… 後日 紹介します。
この散策路の富戸側の地点は、日蓮上人が島流しにあったという歴史上のスポットで、
俎(まないた)岩という 有名な岩場があります。
現在は 伊豆海洋公園というダイビングポイントが 近くに出来て 賑わっています。
また、ここにあるお寺は 蓮着寺と言って、もちろん 日蓮宗のお寺です。
これが 俎岩 ↓
門脇崎の駐車場付近には、灯台と100名の重量に耐える ほとんど揺れないつり橋があります。
この日の移動距離: 自転車 5.8Km ・ トレッキング 7.2Km 御殿場--> 門脇崎は 片道約80Km 。