fu爺 goo

少し疲れた田舎爺の日常をつづる

直焦点を試す

2009-08-25 | 写真・機材

 

スコープの世界で流行の 直焦点って、どんなもんだろう と思って 試してみました。
試すまでもなく カメラはみんな 直焦点 なんですが・・・。本当は ただ 不便さを試しているだけかな?・・・。

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写りの悪い Zoomレンズがあったから、バラして 全部の玉を 取り去り、鏡筒の足りない部分に 塩ビパイプを継ぎ足して、レンズは ACクローズアップレンズNo.2 1個だけ取付けました。
これなら、デジスコ入門させてもらった あのB社のパーツが 1個もいらないし、テレプラスも使える・・・。
テレプラスには 厄介なことがあって、通信仕様の正しいレンズを取付けしないと、ERRORになって、カメラのシャッターが切れなくなるんです。

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このレンズ( TAM. A06 )の場合、Zoom リングが ヘリコイド代わり( ドローチューブ用?) にもなるから 余計な部品は 何も要らず、改造費用は¥0 。
さらに 上の写真では、塩ビパイプと Zoomレンズの径を合せる為に、昔のKマウント SMCペンタックス 50mmレンズの玉抜きしたものも使ったから、要るか要らないかは 別として、ここにも Zoomレンズの自動絞りのほかに手動絞り2段目のヘリコイド( 微動用 )があります。

ホームセンターで見つけた、ベアリング入りの 引き出し用レールも使えますネ・・・。

これだけ準備しておけば、まともな 対物レンズも 選択の範疇(はんちゅう)に入ってくるかもしれない・・・。

 

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距離 約50m ( 右の写真は トリミング )   ミラーショックの影響が大きいので SS が下げられません。

 

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距離 約3km ( 右の写真は トリミング )

以前 デジスコ を作ったときの、画像チェックのポイント を写して見ました。 AC No.2 だけにしては、まぁ いいですね・・・。

W300 と EF70-200F4Lに NLV25 で、コリメート撮影したときに比べると、ブレも含めて解像度が悪いようですが、こちらの方が色が良くて 安心できるのは カメラのせい?。

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明るい場所なら、 MFですがフォーカスエイドが なんとか利くので、写しやすくなりました。さらに 絞り自動になり 正立像 だから 少し楽です。

EOS-KDN, レンズはAC No.2 のみ

KDN の薄暗い おまけの?ファインダーで FOCUSを合せることは、残念ながら 爺には ムリ。
FOCUSエイド( MFでも、合焦したとき ファインダー内で 赤LEDが点灯して知らせてくれる機能) も、暗いレンズ(F8相当)では うまく動作しない時があり、きびしいです・・。TTL位相差検出方式AF は、暗いレンズでは 動作しないのです。

爺の数少ない経験から 薄々と 判ってくるのは、撮像素子サイズ小さいカメラが、スコープを使った直焦点撮影には むいてるらしい ということ・・・。 このカメラ(KDN)では 実使用は 無理そう です。
1画素( R,G,G,B )のサイズが 小さければよいのだから、トリミングを 常用するなら、画素数の多いカメラを選べば、このサイズの撮像素子(APS-C)でも 良いかもしれないが、コストを考慮に入れると、あまり 賢い選択では なさそう・・・。

ボディー内手振れ補正と、使えるEVF のついた マイクロフォーサーズボディーがあれば・・なんて、 無いものねだりになってしまう。
ここ数年の進展状況からみると、それも 一過性 のもの かもしれないが、間違いなく言えることは 小さい撮像素子を使えば、昔より軽い(=安い)機材で 超望遠撮影が 出来るようになっているようなのです。
要するに、この使用目的に限っていえば、撮像素子がフィルムの性能を超えて、進化を始めたって訳かな?。
ここで 忘れてならないのは、レンズの分解能。 これは対物レンズの口径によって決まるから 解像度については 口径を大きくしないとダメ・・・。焦点距離が長くなっても 解像度が良くなるわけじゃないんです。

NHKの写真入門番組を見た。 ’写真のトリミングは 好ましくない’らしい。なぜなら 解像度が落ちるから? だそうで… 質問した入門者が、先生に叱られてた。
パノラマ写真にして良いか?’ って 質問したら この先生は 怒り狂う かな?。
解像度の問題なら、パノラマにしてから トリミングすればよい・・ と思うが、先生には聞かないほうがよい。
Zoom 目的のための トリミングは、ボケ具合には問題があるかもしれないけど、とっても便利です。)