fu爺 goo

少し疲れた田舎爺の日常をつづる

超音波 距離センサー

2008-04-23 | DIY・PICマイコン

 

今日は、こんなものを作った。

Dsc05568_1

47cm と、表示されている。これは、超音波を使って距離を測るもの。

人間の耳では、聞こえない 40,000Hz (ヘルツ) の音を 出すと、近くに 物体があれば こだまとなって 跳ね返ってくる。1秒間に進む距離は 音と同じ 340m 。

1/1000秒の間 ’わっ!’と、叫んで、こだまが 帰ってくるまでの時間を 測れば 良いのであるから、たいした 難しい理論があるわけではない。

スピーカー と マイクロフォン を使えば出来そうだが、40,000ヘルツは、無理・・。10,000ヘルツぐらいなら スピーカーやマイクでも OK だが そばにいる人が うるさくてたまらない。( 歳をとると 10,000Hz でも聞こえなくなるが・・)

それ専用の 発信機と受信機を使う。( pair で買っても¥600 だから・・)

送信機に 1/1000秒の間 ’わっ!’と叫ばせるのは、小さな PICマイコンに書き込んだ プログラム。同時に時間を 計測開始して、音が戻ってきたとき、その時間を 読めば おしまい。

と、マア こんな具合になるように、基板を作ればよいのであるが・・。

本当は、そんな簡単なことではない。たとえば 周囲に 40,000Hz の雑音がある場所では 多分使えないだろうし・・、1/1000 秒で 音を止めても 送信側の振動が すぐ止まらず 3/1000秒の間 続いたとしたら、34cm*3/2=51cmの間は こだまより 送信信号の方が 強いから、50cm以下の距離を測る事はできない。そんなときは、1/1000秒で 振動が止まるような 逆位相での駆動(制動)が必要になるかもしれない。

まあ、世の中の 電気製品は いろんなことを 克服して 市販されているのである。

カメラなんかも同じで、素人が いろいろ文句をつけても、作る側にも いろいろと事情があるのだ。