2006年7月、実に約34年ぶりに新作発表となった再結成カクタスのニューアルバムが 『CACTUC V』 であります。5作目という表記がなされているのは、BBA結成のため、バンド・メンバーの中核であったカーマイン・アピスとティム・ボガート脱退した後に結成されたニュー・カクタス・バンドのアルバムは、頭数に入れられていないよい証拠でしょうネ(苦笑)。ま、たしかにそれはしょうがないよな~。
で、突如発表された再結成カクタスのニューアルバムなのでありますが、一聴した瞬間にブッ飛んでしまうこと間違いなしです(笑)。バンド・メンバーそれぞれが年輪を重ねてきて、少しは落ち着いた「古き良き時代のアメリカン・ハード・ロック」の温故知新を楽しめるのかと思いきや、多少は時代遅れの感は決して否めませんが、現在進行形の「ドカドカ骨太親父ロック(!)」健在でありましたー!!とくに7曲目の「LIVING FOR TODAY」の出だしイントロ部分なんか聴いてしまうと鳥肌が立ってきてしまいますよね。マジすごいです。
気になる再結成カクタスのメンバーですが、Carmine Appice(ds,vo)、Tim Bogert(b,vo)、のご両人は当然として、Jimmy Kunes(vo)、Jim McCarty(g)、さらにゲスト参加としてRandy Pratt(harmonica)の名前がクレジットされております。ジャケット内に収められているメンバー写真を見ると、メンバー全員が銘々歳をとって、なんともいえない親父臭さを巻き散らしております(笑)が、これがまたクセになる感じなんですよねえ~。臭いけど美味しい、みたいな(苦笑)。
とにかく今回のリマスター紙ジャケでカクタスのアルバムをすべて購入された方であれば、この新作も絶対に聴かずにはいられないはず(!)だと思いますので、是非ご賞味あれ。これまで輸入盤での発売しかありませんでしたが、10月25日(水)にはめでたく国内盤発売も決定しておりますので、オススメですよ~!!
◎CACTUS 『CACTUS V』 (ESCAPI, EMUS060)
01. Doing Time
02. Muscle and Soul
03. Cactus Music
04. Groover
05. High in the City
06. Day for Night
07. Living for Today
08. Shine
09. Electric Blue
10. Your Brother's Keeper
11. Blues for Mr. Day [Instrumental]
12. Part of the Game
13. Gone Train Gone
14. Jazzed [Instrumental]
Cactus is
Carmine Appice Drums, B/G Vocals
Tim Bogert Bass, B/G Vocals
Jimmy Kunes Lead Vocals, B/G vocals
Jim McCarty All Guitars
Guest Artist Randy Pratt: harmonica
※再結成カクタス公式サイトはコチラです!!
買おうか止めとこうか悩んでるのに見てしまったこの記事・・。
・・更に葛藤の深みが増してしまいました。(笑)
数年前Char氏がCBAで演った折、久々にカーマイン&ティムのパワフルな勇姿を拝見しましたが、肉食人種は老いてもなお盛んで、コマったもんですね。
こんばんわ、コメントありがとうございました!!
たしかに再結成もののアルバムって買おうかどうしようか、
迷ってしまうものが多いですよね。
僕も買うには買っても、あとで後悔するものが後を絶たず、
取り扱いに困ってしまう作品が多いのが正直辛いところでありますが、
結果としては、やはり買わずにはいられない(苦笑)というのが本音でしょうか。
多少は歳を食った感は否定できませんが「老いて益々盛ん」といった言葉がピッタリな
再結成カクタスの面々でありました!!