サックス奏者ジョン・コルトレーンの最新完全ディスク・ガイド 『新・コルトレーンを聴け!』 が、ゴマ文庫より発売されました。税込価格880円でした。
著者は一連の 『聴け!シリーズ』 で有名な中山康樹先生ではなく、本書は原田和典氏が担当しております。書籍のスタイルは 『聴け!シリーズ』 を忠実に踏襲しているので、著者が変わったとしてもこのシリーズは読みやすいですね。中山先生より過激な文章は書かれていませんが、その分、多くのコルトレーン・ファンの方々にも抵抗なく読んでもらえるのではないでしょうか。
昨年発掘されたオフィシャル・ライブアルバムやブートレッグまで最新データのもと、増補・加筆されていますので、2005年11月にロコモーション・パブリッシングから刊行された同単行本を買われた方も購入されることをオススメします!!
文庫サイズで手軽になった分、持ち歩きも便利になりましたので、これでますます「コルトレーン道」にはまる人が増えていくに違いありませんね。マイルス・デイヴィスに比べると生涯活動年数は少ないのですが、コルトレーンの音源・映像の類はいまだに新作がリリースされるほど数多く出回り、なかなかどうして知れば知るほど奥が深いことがよーくわかります。本書を読めば読むほど、自分の知識のなさに呆れてしまうこと必至ですね。これで当分の間、コルトレーンにのめり込む日々が続くんじゃないかなと危惧しておりますが(苦笑)。いやあー、まだまだ先は長いですわーっ!!
僕も単行本時は見送ってしまいましたが、今回の文庫化はリーズナブルプライス+増補加筆ですので
これを買わない手はないでしょう。まさに待望の文庫化でありました!!
最近は本書の影響で、部屋の中に埋もれていたコルトレーン盤も再生される機会が増えましたね(苦笑)
早速読んでいますが、これまで僕もインパルス時代(の一部苦笑)とアトランティック時代くらいしか聴いてなかったのが、プレステイジなど他の時代も聴いてみたくなりましたね~~.
また、僕も手持ちのCDを聴く機会が増えましたし、こういう本は大歓迎です.文章も中山さんほどのいい意味でのクセはありませんが、何よりコルトレーンへの愛が感じられる笑、名著だと思います.拍手パチパチですね笑!
本作 『新・コルトレーンを聴け!』 は意外と人気で、売れまくっているみたいですね。
自分も含めて文庫化を待っていた読者の方もきっと多かったに違いありません。
本書をきっかけにして、コルトレーン作品を聴く機会が増えましたし、
CDショップに行ってもコルトレーン・コーナーを必ずチェックするようになりましたから(苦笑)
やはり間接的な効果が大きいと思いますよ、本書は!!そう、拍手パチパチですね。