つい最近、日本人ギタリストの手によるギター教則CDが一斉に発売されました。その中でもひときわ目立って見えたのが、ご存知、四人囃子の森園勝敏氏が手掛けた『エリック・クラプトン編』のギタリスト教則CDが本作であります。このほかにも和田アキラ氏による『サンタナ編』、ジミセン氏による『ジミ・ヘンドリックス編』、それから『ディープパープル編』や『オールマン・ブラザース・バンド編』なども出ていたような気がします。各CDとも税込価格2300円。
で、気になる森園勝敏氏がギター&ヴォーカル演奏する『Katsutoshi Morizono Plays Eric Clapton』収録曲ですが、
?「いとしのレイラ」デレク・アンド・ドミノス
?「サンシャイン・ラヴ」クリーム
?「ハイダウェイ」ジョン・メイオールズ・ブルース・ブレイカーズ
?「ベル・ボトム・ブルース」デレク・アンド・ドミノス
?「ホワイトルーム」クリーム
?「ランブリン・オン・マイ・マインド(ボーナストラック)」ジョン・メイオールズ・ブルース・ブレイカーズ
の6曲入りで、後半にはギターマイナスワン(カラオケ)バージョンの音源も収録されております。要はギター演奏部分のみを外したギタリスト用のカラオケ練習CDとなっているわけですね(笑)。後半のピアノ・ソロ部分は予想通り大幅カットされておりますが、1曲目に収録された森園版「いとしのレイラ」は必聴ですよ!!
しかし、この作品、単なるギター教則用CDだとバカにしてはいけません。一流スタジオ・ミュージシャンによる正式録音による森園氏渾身のクラプトン・カヴァーが収録されているわけですから、「どうせカラオケ練習用だろ?」などと軽口を叩いてしまってはバチが当るというものです(苦笑)。
白熱のギター演奏だけでなく、あの独特の森園ヴォーカルもしっかりと収録されておりますので、これは森園ソロ名義作品の裏名盤と呼んでもいいぐらい完成度は高いですね。クラプトン・ファンはもとより森園勝敏ファンにも是非聴いてもらいたい、いや絶対に聴き逃してもらいたくない隠れ名カヴァー演奏集なのであります。是非お試しあれ!!
数年前に再結成ライブを演っていましたから、
厳密にいうとたしかに「元」ではないですね。
失礼致しました(苦笑)。
新宿厚生年金で演ったライブは僕も観に行きましたので、ご指摘のとおりでございます。
そうそう8月には『Just Now & Then』がリマスター初CD化されますね。