1960年代、70年代、80年代に分けて、洋楽ロック・アルバムのランキングをお届けした雑誌 『レコード・コレクターズ』 25周年特別企画「ロック・アルバム・ベスト100」。各方面で賛否両論入り混じり大反響を呼んだあの企画が、早くも選者それぞれのランキング表つきで一冊の本にまとめられました!!恥ずかしながら、私は雑誌掲載時には立ち読みだけで済ませて購入していなかったものですから、こうして増刊号にしてまとめてもらえたので、いやラッキーでした(笑)。税込価格1500円でした。
また今回は、60年代~80年代通しの「オール・タイム・ベスト100」や、読者から投票してもらった「あなたが選ぶ洋楽ロック・アルバム・ベスト100」の結果発表、さらに浦沢直樹氏、柴田元幸氏、坂本慎太郎氏ら豪華執筆陣による「私の20枚」も追加掲載されており、読み応え十分です!!
改めて本誌を読み直すことで、名盤の数々を再評価するだけでなく、自分なりの「マイ・ベスト100」を選ぶ楽しみが生まれました。これからのロック名盤ディスク・ガイドの基本となりうる一冊です。
この手の増刊は、気がついた時にはすでに時遅しで入手困難になっていることが多いので、売り切れる前に早めに購入しておきましょう(笑)。オススメですよ!!
※60年代ロック・アルバム・ベスト10
1位 ザ・ビーチ・ボーイズ 『ペット・サウンズ』
2位 ボブ・ディラン 『追憶のハイウェイ61』
3位 ザ・バンド 『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』
4位 ザ・ローリング・ストーンズ 『レット・イット・ブリード』
5位 キング・クリムゾン 『クリムゾン・キングの宮殿』
6位 レッド・ツェッペリン 『レッド・ツェッペリン』
7位 ザ・ビートルズ 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
8位 ザ・ビートルズ 『リボルバー』
9位 ザ・ローリング・ストーンズ 『ベガーズ・バンケット』
10位 ザ・ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス 『エレクトリック・レディランド』
※70年代ロック・アルバム・ベスト10
1位 ザ・セックス・ピストルズ 『勝手にしやがれ』
2位 ニール・ヤング 『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』
3位 ジョン・レノン/プラスティック・オノ・バンド 『ジョンの魂』
4位 キャロル・キング 『つづれおり』
5位 ザ・ローリング・ストーンズ 『メイン・ストリートのならず者』
6位 スライ&ファミリー・ストーン 『暴動』
7位 エルヴィス・コステロ 『マイ・エイム・イズ・トゥルー』
8位 ザ・ローリング・ストーンズ 『スティッキー・フィンガーズ』
9位 デレク&ドミノス 『いとしのレイラ』
10位 ジ・オールマン・ブラザーズ・バンド 『フィルモア・イースト・ライブ』
※80年代ロック・アルバム・ベスト10
1位 トーキング・ヘッズ 『リメイン・イン・ライト』
2位 U2 『ヨシュア・トゥリー』
3位 スクリッティ・ポリッティ 『キューピッド・アンド・サイケ’85』
4位 ドナルド・フェイゲン 『ナイトフライ』
5位 ザ・ポリス 『シンクロニシティー』
6位 プリファブ・スプラウト 『スティーヴ・マックイーン』
7位 ザ・ポップ・グループ 『ハウ・マッチ・ロンガー』
8位 ビースティー・ボーイズ 『ライセンス・トゥ・イル』
9位 ピーター・ゲイブリエル 『SO』
10位 ソニック・ユース 『デイドリーム・ネイション』
この手のものに賛否両論は当然ですが、私は買って後悔しました・・・。
ええ、たしかに僕も自分で「ベスト10」をつけるとしたら、
まず選ばないようなランキングですよね(苦笑)
この手の企画本はあくまでも「お祭り」のようなもの。
他人の家に遊びに行って、本棚の本を眺めるようなもんだと思ってます。
へえ~、こんな本読んでるんだ、とか、顔に似合わない本読んでるよな、などと
自分を省みずに勝手なことを言い合ったりするのがまた面白い。
誰が選んでも、100%納得ができる「ベスト10」なんて所詮、無理なわけですから
僕は最初っから割り切って、この手の本は単純に楽しむことにしております。ハイ。