廃盤日記(増補改訂版)

めざせ!日本全国の中古盤店制覇!(by じみへん)

★単行本 「ロック・アンド・ホーム・プレイス」 チャック・リーヴェル著

2008年02月11日 | BOOK
 
この三連休にタワレコのWポイントデーが実施されていたので、なにか買いに行こうと思い立って外出しました。タワレコ店頭で目当てのジミヘンCDを探してみるも見つからず、在庫もなさそうだったので仕方なく別のものを探してみることに方針変更しました。ゼロから探しはじめるとなると、意外とすぐには欲しいものが見つからないもので、しばらく店内をさまよい歩きましたね(苦笑)。

で、ようやく見つけたのが書籍コーナーで前々から気になっていたチャック・リーヴェルの自叙伝 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 の日本語版でした。以前にもタワレコ店頭でこの本は手にしておりましたが、値段が3150円と少し高額でしたのでその時は買わずに見送ってしまいました。単行本に関しては2千円以下であれば、気になった本はほぼ即買いしてしまうのですが、それ以上になると必要以上に慎重になってしまいます。

「本当にこの本、欲しいのか?」
「買った後、本当に最後まで読むのだろうか?」
「あとでオークションや古本屋で安く入手することはできないだろうか?」
「将来、音楽ネタを書くときの参考文献になるだろうか?」
「持っているだけでも満足できる本かどうか?」

など、自分の中では様々な問答を繰り返しますね(苦笑)。

そこで費用対効果を考えた結果、「これは買っておいた方がよい」と判断したものだけ購入します。新刊本の場合はネット通販などを利用しても最初から割引価格での販売ということはほとんどありませんので、今回のようにWポイント適用で買える場合は、さらにウェルカムですね(笑)。このようにして一見するとセコいようですがコツコツとポイントを貯めて、将来の買い物に備えます。一年間を通してポイントを貯めると、結構な金額に相当する還元ポイントが貯まりますので、これが馬鹿にできないんですよね(苦笑)。

著者のチャック・リーヴェル氏は、ご存知のとおり、世界的に有名なセッション・キーボード・プレイヤーで、オールマン・ブラザーズ・バンドやローリング・ストーンズ、それにエリック・クラプトン・バンドでの活躍など、もはや彼抜きでは近年のロック業界は語れないぐらい、あちらこちらで名前を見かけるあのセッション・ミュージシャンですね。その彼が書いた半世紀にわたる自叙伝ですから、面白くないわけがないじゃないですか。

唯一、気になったのは、日本語版の文章が果たして原文に忠実に訳されているのだろうかということでした。この手の洋楽関連の翻訳本というのは、実にいい加減な和訳がなされていて、読みづらいことこの上ないというのが定番ですからね(苦笑)。しかし、本書を担当された南陽一郎さんという方は、雑誌 『beatleg』 にも連載原稿を寄せているライターさんで、雑誌を拝見した限り文章力に関しては及第点、音楽業界の知識に関しても並みの翻訳専門家よりも豊富ですので、この方の翻訳文であれば間違いありません。パラパラと冒頭の箇所を立ち読みしてみましたが、面白くてついつい店頭で読み込んでしまいそうになりましたから、安心して購入できましたね(苦笑)。

日本版のみカラー、未公開写真、さらにボーナスページまで追加収録されていますので、洋書原本を読まれた方も改めて日本語文章で読み直してみるのも一興かもしれませんね(たぶんそういう人はほとんど居ないと思いますけど、苦笑)。僕もこれからゆっくりと読ませていただきます。楽しみです。


◎単行本 『ロック・アンド・ホーム・プレイス』 チャック・リーヴェル著 (発行:レインボウブリッジ、発売:星雲社)



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2 コメント

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Unknown (starfish)
2008-02-11 22:08:15
ぼくもこれ気になっていますが、まだ未購入です。

かなり興味深い内容みたいですね~
今やストーンズの番頭さんみたいな存在のチャックさんの裏話にはファンには興味津々!
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starfishさん (じみへん)
2008-02-17 22:53:29
どもども、コメントありがとうございました!!

そう、これはかなりディープな内容の本ですね。
ミュージシャンズ・ミュージシャンが語る音楽業界の裏側とでもいいましょうか、
あくまでも裏方に徹してきたチェック・リーヴェル氏だからこそ書き得た文章ではないかと思われます。

興味をもたれた方は、是非読まれた方がイイと思いますよ。
この値段でこの内容であれば、十分にお釣りがくると思います!!
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