先週6月19日に発売になった雑誌レコード・コレクターズ増刊のレココレアーカイヴス 『ジミ・ヘンドリクス』 が発売となりましたー！！税込価格1500円。
過去にレコード・コレクターズ誌で取り上げられたジミヘン特集頁をそのまま丸ごと再掲載したアーカイヴス・シリーズの第３弾ですが、いやー待望の一冊でしたのでこれはうれしい刊行でしたねー。一番最初にジミヘン特集が組まれた1987年7月号以外のバックナンバーはすべて現物を所有しておりますが、こうして一冊にまとめられた事自体が大歓迎ですからね！！これで旧雑誌群の山の中から必要な時に探し出してくる手間と時間が節約できることになると思います（苦笑）。実際、それだけでも個人的には快挙ですよ（爆）！！
肝心の中身の方ですが、一部を除いてほぼすべて初掲載時のまま特集頁全文が掲載されている形がとられております。今でこそ多少古臭く感じてしまう記述も時折混ざっておりますが、その特集が掲載された時代を思い出しながら読み返すと、時代の流れを感じて、なんだか感慨深いものがありました。こういう振り返り記事というのも「温故知新」を考えると、やはりたまには必要なものですね。
圧巻だったのは、本書の目玉企画でもあったカラー口絵「岩井博義氏のコレクション」でしょうか。ジミ・ヘンドリックスのジャケ写真が雑誌未掲載だったものも含めて32ページも巻頭を飾っております。いやーこれは壮観です。さらに本文内でも最初の特集号からスタートした同氏による連載記事「ジミ・ヘンドリクスのレコード（全6回）」もすべて収録されており、やはりこれは完全保存版になるべき一冊ですね。とにかくこれだけのジミヘン関連の情報が一冊にまとまった書籍というのは、世界広しといえどもそうないのではないかと思われますね。こういうところでも日本人の国民性がよーく表れているとは思いますね（苦笑）
願わくば、資料的に充実しているといいながらも、例えば一番気になっているオフィシャルブートレッグ・シリーズの「ダガーレコード」に関する記述やデータがほとんど載っていなかったりするので、これは片手落ちでしょう。できれば、ダガーレコードに関しては、ライターの大鷹俊一氏に一度きちんとした形で記事にまとめてもらえることを希望しますね。ジミヘン・ブートにも造詣が深い同氏ですから、西新宿ネタにも触れていただけるとうれしいんですけどねえ（苦笑）
ご無沙汰しております
私もこの本購入しました。
欲を言えば、特集号以外の記事も掲載して欲しかったところです。
例えば、「ピーター・バラカンが語る十代の音楽体験」での
マーキーの記事、「ブリティッシュ・ロックの肖像」での
3回にわたるロジャー・メイヤーの記事等も今回は未収録。
ですが、それらは続編があると期待しておきましょう。
なかなかいいデータ本だと思いました。
どうせなら、オフィシャルブートレッグでリリースしている作品にレビューに触れてほしかったのですが・・・。
でも、Discograpy/Biograpy/がたくさん掲載されたムック本でも重宝しそうな本ですね。思わず買い込みました(笑)
やはりDagger Recordsの記事のことは、みなさん同じ思いのようですね。
以前beatleg誌では特集されていたことがあったので、今回はレココレなりの視点でも読んでみたかったところでしたが。
でも、これまでの記事がまとめられたのは本当に便利ですよね。
現在のCDなどの記載は少なく，
オフィシャルブートの記事が少なく残念でした．
ジミヘン特集以外の記事も収録して欲しかったというのは、僕も同感ですね。
特集記事のみ再収録というよりも、レココレ全体の記事を俯瞰して
ジミヘン関連の記事はすべて再録してもらいたかった、
というのが多くの人の本音じゃないでしょうか。
またダガーレコードに関する記述が少なかったという意見も多かったので
やはり関心が多い事柄に対しては、新たに書き下ろした記事も追加収録するぐらいの
意気込みで編集して欲しかったですね。
ハイ、たぶん今後、本誌はジミヘン研究をする場合のひとつの指針になると思いますね。
完全永久保存版ですが、新しい記事が追加された場合は増補改訂版でのリニューアルも期待します。
ダガーレコードに関する意見は、多くの人に共通するものだったようです。
雑誌beatlegの記事も素晴らしいものでしたが、やはりオフィシャルな誌面という観点から
レココレ独自の解説も是非読んでみたい、専属ライターの大鷹俊一氏の意見を聞いてみたかった
というのが共通認識であったと思いますね。
また機会を改めて是非、新たな特集企画を組んでもらいたいものです。
この手の再収録作品の運命かもしれませんが、必ず記述が古くなるという性格上、
イタチゴッコになってしまう可能性もありますが、やはりその都度、記事にブラッシングをかけて
内容が古くなっていたり、記述が足りなかった項目に関しては
新たに補足した追加記事を入れてもらいたいですよね。
ま、これはこれでいいと思いますが、資料データ本としてはたしかに不満が残る出来だと思います。