先日、分子レベルで見た薬の働きを読んで、著者の今後もう少し知見を広めたい方へという参考書があげられていました。ちょっと古い本ですがいい内容です、ということで生命科学のための基礎化学 有機・生化学編を取り寄せてあったので、読み始めました(古本を買ったんで1/10の値段)。大学教養課程、あるいは化学をもう一度という社会人向けという本で、原著はアメリカの大学生向けに書かれたものです。我々生命はざっくりと炭素・水素・酸素・窒素の4大元素とその他という構成で出来ています。まずはこの4大元素がつくる有機物の解説から始まります。多少の化学知識は持っていないと、読むのは辛いかもしれませんが、幸い分子レベルで見た…で勉強していたので読み進めることができました。各章の始まりにはトピックとして、面白い話が書かれていてそこから誘導されます。炭素・水素・酸素のからみまではいいのですが、窒素が絡むとアルカロイドの話になり、アメリカの本だけあってコカイン、モルヒネ、ヘロインなどトピックが出てきます。
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