今から40年位前に遡るが当時「日本コロムビア」から「HISTORICAL RECORDING・1000シリーズ」と銘打った廉価盤LPが発売されていた。主として「米エヴェレスト原盤」からが多かったと記憶している。中でも英国出身の名クラリネット奏者レジナルド・ケル(Reginarld Kell/1906~1981)が米国の「ファイン・アーツ弦楽四重奏団」とレコーディングした写真のモーツアト&ブラームス「クラリネット五重奏曲」は当時学生だった筆者が最初に求めた「室内楽曲」のLPだった。
SPレコード時代からレコーディング活働をしていたケルは早くからその名声を高めていたが同曲の不滅の名盤として誉れの高いレオポルト・ウラッハ盤(1951年録音/モノラル)の影に隠れた感も否めない。しかし今改めて写真のレコードに針をおろしてみると彼の素朴ながらたおやかな音色感がこの2つの作品の魅力を見事に伝えている。録音年代はオリジナル・ステレオ録音というところから推測して1958年前後と思われる。協演の米国の「ファイン・アーツ弦楽四重奏団」は1946年結成の「四重奏団」でこのレコードの録音当時のメンバーはレナード・ソルキン(第1ヴァイオリン)、アブラム・ロフト(第2ヴァイオリン)、イルヴィング・イルマー(ヴィオラ)、ジョージ・ソプキン(チェロ)であった。
(写真/LP-日本コロムビア/HRS1004-EV)
SPレコード時代からレコーディング活働をしていたケルは早くからその名声を高めていたが同曲の不滅の名盤として誉れの高いレオポルト・ウラッハ盤(1951年録音/モノラル)の影に隠れた感も否めない。しかし今改めて写真のレコードに針をおろしてみると彼の素朴ながらたおやかな音色感がこの2つの作品の魅力を見事に伝えている。録音年代はオリジナル・ステレオ録音というところから推測して1958年前後と思われる。協演の米国の「ファイン・アーツ弦楽四重奏団」は1946年結成の「四重奏団」でこのレコードの録音当時のメンバーはレナード・ソルキン(第1ヴァイオリン)、アブラム・ロフト(第2ヴァイオリン)、イルヴィング・イルマー(ヴィオラ)、ジョージ・ソプキン(チェロ)であった。
(写真/LP-日本コロムビア/HRS1004-EV)
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