私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

「ウスクダラ」・「ムスターファ」のトルコ盤を求めて

2012-01-24 21:19:56 | その他
「悲しき60才(ムスターファ)」坂本 九、ダニー飯田とパラダイスキング/東芝レコード・オリジナル盤/1960年8月発売)
 
 15日から駆け足で今人気沸騰中の「トルコ・世界遺産」めぐりの旅を楽しんだ。この時期は雨期で寒い冬の「トルコ」だが幸い天気には比較的恵まれた。それと今回は筆者が小学生の頃から馴染みのある「坂本 九」の「東芝レコード」へのデビュー盤(注)写真上の「悲しき60才(ムスターファ)」と江利チエミが歌った「ウスクダラ」のトルコ盤のCDを求めることももう一つの目的だった。
 しかしそう簡単に問屋はおろさなかった。それでも何とか中央アナトリア地方のアクサライ(AKSARAY)という町のCDショップで「ムスターファ」と「ウスクダラ」が収録されている2枚のCDアルバムを探すことができた。(写真下)ところが残念なことに前者「ムスターファ」はCDタイトルのように「THE BEST OF GREEK MUSIC ORIENT」とあるように極端に編曲された「ギリシャ語盤」(ライヴ録音)しか今回は見つけることができなかった。この二つのCDレーベルはそれぞれイスタンブールの「OSM MUZIK」と「MegaMuzik」となっている。
 「ムスターファ」は聞くところによれば元はエジプトの学生歌だったようで口承されていたものをエジプト人のボブ・アザムという人が採譜したと云われている。これを後に「バークレイ・レコード」のオーナー、エディ・バークレイがフランス語の歌詞をつけヨーロッパでヒットさせた。因みに坂本 九の「悲しき60才」のジャケットはアザム・バークレイ作曲となっている。この日本語の訳詩は都知事も務めた青島幸男である。また後者の「ウスクダラ」は1950年代初頭にアメリカの黒人女性歌手アーサ・キット(Eartha Kitt)が流暢なトルコ語で歌いヒットさせた。付け加えて「江利チエミ」のトルコ語もこれを聴いたトルコ人が彼女の発音の上手さに驚き途中から日本語に変わったところで二度驚いたと云うエピソードがある。

 「ムスターファ」が収録されたアルバム
「ウスクダラ」が収録されたアルバム

(注)坂本 九のオリジナル・デビュー盤はビクター・レコード(VS-256)ー「題名のない唄だけど」(1959年)である。

 
 
 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (パスピエ)
2012-01-25 19:35:43
純情可憐な優しい男
それは主人公ムスターファ
ヤムスタファーやムスタファー

トルコで一の金持ちになってしまった僕だけど
急いで彼女を訪ねたら、今や悲しき60才

昔聞いた覚えがあります
うろぼえですが・・・
返信する
パスピエさんも九ちゃんの大ファン? (florian2896(カラヤニスト))
2012-01-27 20:29:41
 コメント投稿ありがとうございます。
「悲しき60才」の訳詩よく覚えておいでですね。もしかしてパスピエさんも九ちゃんの大ファンだった?
 貴殿のブログも拝読させていただいております。これからもよろしくお願いします。

返信する

コメントを投稿