私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

LPジャケットの魅力(1)

2009-09-11 05:23:59 | LPジャケット
 今日からしばらく「LPジャケット」にスポットを当てその思いでや魅力についてふれてみたい。私はCDが主流の現在、やはりジャケットは昔の30cmLPレコードの迫力あるものに心をひかれる。特にLP初期盤のものは全般に使用されている写真やデザイン感覚も素晴らしいものが多く私にとってもコレクションの宝である。その中から本日はヘルベルト・フォン・カラヤンのベルリン・フィルとのドイツ・グラモンフォン最初のステレオによるベートーヴェン交響曲全集(1961年~62年録音)の分売りのLPオリジナル・ジャケット(独DG)を取り上げてみることにした。
 これらの写真のLP盤は筆者がまだ20代の1970年代初頭にドイツ(当時は西独)のマンハイムの小さなレコード店で求めたものでお気に入りのジャケットである。何でもドイツのジークフリート・ラウターヴァッサーという写真家が撮影したカラヤンの格好いい指揮ぶり姿が統一して使用されている。最近またこのオリジナル・ジャケットを使用したLPが限定盤として復活したが初出(1963年)から45年余りの歳月を経た現在もジャケット・演奏共に不滅の人気を誇っている。
 写真でお気づきのように第8番と第9番の2LPセットのみ表記タイトル表記がドイツ語ではなく英語になっている。これは当時、ドイツ盤が在庫切れという事でやむなく英国盤を購入せざるを得なかったからである。ドイツのレコード店で英国盤とはちょっと抵抗感もあったが仕方なく購入した思い出がある。
 こうして見るとカラー写真も決して悪くはないがモノクロ写真のずっしりした重みを感じさせるところが魅力になっている。