Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

鯖の棒寿司の献立

2017-05-25 22:05:50 | 日本料理 惣菜料理 Japonais

昨日珍しく大きな鯖を見つけました。と言っても頭付きで750g。そんなには大きくはないのですが普通フランスでは小さな鯖が出回っているので私にとっては珍しいです。三枚に捌き 中骨の部分も粗塩を振りざるの上に載せ冷蔵庫で一夜 寝かして置きました。鯖の生臭さが全部落ちしゃきっと身がしまります。

昨日から気温が上がり鯖を目にした時点で今日のようなお料理を作りたいと思いました。

鯖の棒寿司

私は日本料理の本は辻嘉一さんの本1冊だけしか持っていません。同じように上手にはできないのですがそれでもとっても美味しくできました。

   作り方

1 鯖は塩でしめたもの酢(日本の酢はないので手つくりの林檎酢)の中に1時間ほど漬け(私は生の感覚が好みなので。もっと長く漬けても宜しいです) そのあと薄皮を剥がす。

2 尾の部分は細いので身の厚いところを薄切りにし足し平均的に長方形に整える。

3 同じ長さになるように寿司飯 長方形に整える

4 クレラップにまず鯖を敷き 中央縦長に生姜の千切りを並べ3を乗せる。きつく巻いて形を整え ひっくり返してまた形を整える。3度目も。その後簾の中でもう一度形を整える。

本当は軽く押しをして翌日食べるのがおいしいそうなのですが待ちきれないので即頂きました。小さな棒寿司が二本。主人気に入ったようでお代わり。でもまだ残っています。

クレラップは私の横着さ。布巾の中で仕上げるのが本来のレシピです。

山椒を載せました。

 鯖の卵の塩焼き

鯖を捌いたら大きな卵がありました。これはグラバラックスのように塩と砂糖を半々のもの振りかけて〆ておきました。

さっと洗って簡単にグリル焼き。本当は大根おろしが欲しかったのですが助っ人の蕪も下のお料理に全部使ってしまったのでそのまま少しレモン汁をかけました。

これはとっても美味しいと褒められました。

船場汁もどき

大根はないので蕪で。これもレシピのようにたっぷりの水に昆布を入れ鯖の中骨と厚めに切った蕪を入れことこと蕪が柔らかくなるまで煮ます。

途中で味見をしたら少し鯖の味が勝っていたので少し酒(ないので白ワイン)と生姜の千切りを加え(レシピにはないのですがまず大根の代わりに蕪を使うところから忠実ではなく本当に遺憾です。そして辻さんは棒寿司もみな塩鯖ご使用なさっています。)出来上がりに塩、胡椒(これはレシピで強調されています)醤油で味を調える。このお料理も私の好みで山椒を添えました。

ふだんそうの青みの部分の酢味噌あえ

前日にふだんそうを購入湯がいておきました。

普通の酢味噌(少しマスタードが効いているのが我が家風ですが)を作り炒った胡桃を加え混ぜたものです。

胡瓜のピリ辛和え

キュウリは縦に半分にしてから種の部分を除き塩もみ 綿棒でたたいた後食べやすい大きさにきてから

 コチュジャン

 大蒜,生姜のみじん切り

 胡麻油

 醤油

上の調味料とジップロックに入れよく混ぜ1時間ほど寝かしました。

ふだんそうの白い茎の部分のオイスターソース風味

今日のお料理 台所で何をごそごそ料理しているのだろうと全然見当のつかなかった主人。サプライズ・・・・

凄く美味しかったそうです。幸せに思います。

 

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Mchappykun2)
2017-05-25 23:47:10
しめ鯖、大好きなのですが、こちらでは新鮮な鯖が手に入らず、焼き鯖(それも冷凍物の鯖)の押し寿司しかできません。
とっても綺麗で美味しそうです。
私もラップ、簀の上に敷いて使っています。
この前も書いた菊乃井の村田さんが、便利なものはどんどんお使いください、と言っていました。例えば、すり鉢でするのが面倒だったら、フードプロセッサーを使うとか。面倒だと思って料理しないより、便利なものを使って面倒がらずに料理したほうがいいです、と。その通りだ、と思いました。

fleur de selさんはフダン草をよくお使いになりますね。こちらのものはどうも茎の部分が筋張っていて、あまり料理したことがないのです。写真で見ると、とても柔らかそうですね。

美味しい料理が出てくると、家族みんな幸せになりますね。
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Unknown (イブ)
2017-05-26 09:21:45
鯖が一本あるとこんなにも美しいお膳ができるのですね。
しめ鯖は怖くて自分で作ったことがありません。
生っぽい状態のしめ鯖はわたしも好きです。とても食べたくなりました。
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Unknown (ソーニャ)
2017-05-26 12:38:58
無い材料も上手に代用を用いるところが職人技。

ちっとも横着ではありません。
ふきんに着いた匂いと汚れを取るにも漂白剤を
用いるので地球に優しいというものです。
合理的とも云う(^_-)

フランス・イタリア料理の先生が辻嘉一の息子さん?
が開く料理教室に通われていて、写真やらを
見せてもらいますが、見事でため息が出ます。
でも授業料には背中に一筋の汗が流れます(^_^;)
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Mchappykunさんへ (fleur de sel)
2017-05-27 00:26:54
昔の人々は丁寧にお料理をしていましたね。私も母がすり鉢でひこ鰯を磨っているときは鉢を支えたり色々大きさの違うすり鉢がありました。私も一応持っているのですが機械に頼るようになりました。それでも結構料理に時間を費やしているなとの思いあります。ことに皆が集合するときには。
フランスにはあまり葉物がないのです。ほうれん草は割と気まぐれに市場に、いつもあるわけではないし割と高価です.ふだんそうは割とお手頃の値段でおいしそうなものがいつも出ているのでつい購入してしまいます。
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イブさんへ (fleur de sel)
2017-05-27 00:32:57
イブさんのお料理はいつもとても美味しそうです。先日の牡蠣を自分で開いて食べるレストラン。こちらでは牡蠣業者がその場で開いたもの簡単に飾り付けもなくどうぞと気取らなく食べられるところがあります。
サバは近海のもので一年中通して新鮮で美味しいです。そしてお値段もとっても庶民的でましてうれしいです。
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ソーニャさんへ (fleur de sel)
2017-05-27 00:39:24
私の日本料理なんてめちゃくちゃです。お惣菜料理です。でも食べたいと思うとちょっと試してみるのですよね。笑 創作料理のほうが得意です。
最近 漂白剤とかは使わないようにしています。重曹とか酢をその代わりに。
お料理一筋の方は芸術家ですね。フランスの大シェフの方々がお話しされる時にもそう感じます。
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Unknown (越後屋)
2017-05-29 12:57:41
連れ合いが大の鯖好きなので今度帰国する時にでもこのような鯖づくしで夕食でも考えようと思います。
その前に自分用に棒鮨が食べ炊くなりました。
ロシアにいた時の方が程よい大きさ脂の乗りの鯖が安価に手に入り作っていたように思います。苦笑

我が家は先日フランスの鯖のマリネ作り堪能中ですが、やはり小ぶりの鯖おろさず1匹で作る方が好みだなとそちらの鯖が欲しいです。
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越後屋さんへ (fleur de sel)
2017-05-30 05:54:06
私も棒寿司急に食べたくなったのです。フランスは小さな鯖のほうが好まれています。鯖は近海で捕れ新鮮かつ お値段も庶民的なので嬉しい限りです
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はじめまして (hanayuna)
2017-05-31 21:38:13
はじめまして。ずいぶん前からブログを読ませてもらっています。北フランスはCalais在住のものです。
魚料理に困った時やおもてなし料理を考えるときはfleur de selさんを頼りにさせてもらっています。

私も鯖は好きなのでマルシェでよく購入するのですが、先日大きめなものを見つけたので、魚料理初心者ですがついにしめ鯖に挑戦しようと思ったところ、アニサキスを発見。断念しました。
fleur de sel さんは魚の新鮮さ、お刺身で食べれる基準はどのように決めていますか??
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hanayunaさんへ (fleur de sel)
2017-06-01 05:13:21
今日はコメント下さり有難うございます。とっても嬉しく思いました。
アニサキス見たことありません。近海で取れる鯖でしょうか? お刺身で食べる基準。まず購入した時魚はそるくらいぴんぴん、目は綺麗、さばくときに身が崩れない でしょうか・
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