Fleur de sel 塩の華

フランス ボルドー コニャックも近いラロシェル海辺の家でオーガニック素材 新鮮な海と土地の幸の健康料理ご紹介致します。

春の日曜日の Lapin à la moutarde

2007-04-01 17:29:53 | 肉料理 Viandes
ちょっぴり薄ら寒い日曜日。お天気雨も。太陽は隠れん坊遊び。今日から4月ですものね。暖かかったり寒かったり 晴れたり霙が落ちてみたり 4月の典型的なお天気日。



                         一人前によそった物

今日は Lapin à la moutarde (兎のマスタード焼き)に春野菜のブレゼを添えたシンプルながらもとても美味しい料理です。

私はいつも市場でその日のお買い得品で料理をします。兎は本当に少なく脂肪が少なくカロリーも低いお肉。そして香ばしい物。フランスに住んでいるのでフランスの名物料理は避けることができないのでご紹介。

このレシピ鶏肉で皮を取り除いて作っても良いですよ。それにまあ簡単。




                         大皿で4人前


兎肉 小さめにカット塩 胡椒 大蒜の摩り下ろしとサリエットを摺りこみ 白ワインを少々と粒マスタード(moutarde à l'ancienne)を加えて更に摺りこみ一夜置く。急ぐ時は2時間ほど)。マスタードの量は好みだけれど今日肉の量1kgに大匙スプーン山盛り2杯ほど入れました。(このマスタードは辛味があまりなくマスタードの香りとビネガーの酸味と甘味が加わった物です)白ワインも同じ位。

焼くときにトマト皮を剥いたもの1個分の角切りとブイヨン半カップそしてオリーブオイルはたらたらと少量たらし180度のオーブンで時折返しながら40分ほど焼く。


そしてサリエット(sarriette) 英語では セイヴォリー savory



フランスプロヴァンス地方の暖かい気候で育つハーブ。タイムとローズマリーの両方のハーブを組み合わせたような味。かなり個性的なので量は少なめに。大西洋岸海洋性気候そして海辺の乾いた土地には合うようでまあとてもよく育ちます。
兎の料理にはぴったりの物。そして山羊のチーズとも。乾燥豆やキャベツの料理 食べた後のお腹の中空気で膨れ上がったよう ブルンブルンの不快感を防げます。セージと同じ様に。

お腹の持たれ澱粉類の消化に良いので薬用のハープティーにも良く使われています。

ない方はセージ又はローズマリーでどうぞ。一寸新しいハーブのご紹介にと思ったので。





後は春の柔らかい野菜のブレゼ。
このように本当に季節の繊細な味のある野菜は簡単に味付けします。
今日は人参 蕪 ズッキーニ にインゲン(ズッキーニにインゲン先頃土地のお百姓さんの作った物が沢山出回っています。きっと温室育ちとは思いますが)
人参を野菜のブイヨンにローリエを一枚加え煮始めその後蕪そしてズッキーニと硬い物から調節して湯で上げ 塩湯で湯がいたインゲンを加え最後ににんにくのすりロしたものとバターを少量入れ塩こしょうで味付けただけでとても美味しいです。

後はいつものおじゃがのオーブン焼きです。


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