毎日が観光

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葛飾柴又

2007年04月19日 23時41分37秒 | 観光
 生まれも育ちも葛飾柴又、帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎………。
 別に寅さんのファンであるわけでもないのだけれど、口上はなぜか覚えている。そんな国民的理解ってものがある。年代や育ちによって違うかもしれないけれど。
 ぼくの世代は、だから、オリジナルを知らなくても、南ちゃんと言えばマネージャーだってことも、赤いザクが3倍速いことも、スーパーサイヤ人が強いことも、水戸黄門が漫遊してることを知っている。映画「茄子アンダルシアの夏」、ラストでかかる歌の歌詞に「のび太の友達ジャイアント」とあれば、ドラえもんも思い出せる(あの最後の歌は、いたるところに自転車に関する言葉が盛り込まれていた。ジャイアンじゃなくて、ジャイアントなのは、ぼくの自転車のメーカー)。
 まあ、そんな国民的理解が存在する葛飾柴又までちょいっと行ってきました。

 これが柴又帝釈天。
 松が立派でそれが一番インパクトあったが、帝釈天自体は都内にある古蹟の一つって感じだ。新井薬師や堀之内のお祖師様みたいなもの。護国寺の方がよほど立派。が、しかし、この柴又ムーブメントにおいて帝釈天は、実は脇役なのである。主役は帝釈天で産湯をつかった、寅さんだったりするのだ。
 そんなわけで、ここは帝釈天そのものよりも、柴又駅からの参道がメインな感じがするし、事実にぎわっている。おまけに寅さん装束を着た芸人風情な人も出没して参道を盛り上げたりしているのである。

 それにしても、この参道。
 なんでこんなに煎餅屋と饅頭屋ばかりなんだろう。両脇をびしっと2種類の店が固めている様は、一種異様である。ふふん。巣鴨のお地蔵さんと比べると面白い。どちらも年齢層は高いのだけれど、巣鴨がリピーターを中心に営業しているのに対し、こちらはどちらかというと一見さん、観光客相手に商売しているように思える。ぼくと同じくサイクリストが結構みかけられるのは、近くに江戸川サイクリングロードがあるからだろうか。
 ま、柴又駅に寅さんの銅像があるくらいなのだから、やはりこの町は帝釈天ではなく、寅さんなのかもしれない(どことなく、伊勢のおかげ横町を思い出したりもする。古い風情を演出してるのに、感じとして人工的な観光街だからだろうか。要するにテーマパークっぽいんだな)。

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