美瑛といえば、今や「青い池」というくらい、
自家用車で、観光バスで、みんな青い池に向かい、この周辺はずっと渋滞。
でも私たちは(自慢だけど)有名になるずっと前に何度か観ているので、
渋滞を横目に、余裕の笑顔で通り過ぎる
(これは6年前にガラ携で撮ったもの)
で、ここ数年のお気に入りの場所はこちら・・・
美瑛町の新星という丘にある、魅力的な場所。
館長の大島墉(よう)さんが、
14年前に私財を投じて移築した、築200年の古民家には、
司馬遼太郎さんの『街道をゆく』の挿絵画家でもある須田剋太(こくた)さんの、絵画作品や、
人間国宝の益子焼作家島岡達三さんの陶芸作品が、
重厚感漂わせて 静かに並んでいる。
それら、いろんな意味ですごい作品を観ながら最上階へ上がると・・・
大きな窓の向こうに広がるのは、手作りの珍しい庭園と美瑛の丘の風景。
(この後晴天になり、遠くに十勝岳連峰が見渡せるようになるのだけれど、
残念ながら 撮影時は雨が上がったばかりだった。)
その庭園は、館長大島さんが少しずつ植えてこられたたくさんの高山植物や、
その価値を知ると目眩がしそうな岩石がいっぱいで、不思議な風景を作っている。
花の盛りの季節には、もっと華やかだと思うけれど、
この初秋のお庭も、なかなかの趣だった。
大阪でお好み焼き屋を経営していたこともある館長さんは、
司馬遼太郎が小説のモデルにしようと考えたこともあった というほど、
波乱の人生を歩んでこられたらしい。
その型破りなエネルギーと情熱が形になった、新星の丘が、今とっても魅力的!
まだまだ進化し続けそうな・・・魅力ある美瑛 新星の丘へ、あなたもぜひ
昨年の訪問はこちら~
新星館(須田剋太・島岡達三 美術館 / 高山植物・岩庭園)
〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星の丘 TEL.FAX. 0166-95-2888
2015年度 4月29日~11月3日 (期間中は無休)
入館料1000円 (高いと思うか否かは、行ってみないと分からない)
追記・・・大阪にも姉妹店 喫茶美術館新星館(クリックしてみてね) があるようです。
美しいコメントありがとうございます。
現実はもっと過酷なので、
冬のことは思わず、
まだまだ初秋の穏やかさの中に
たっぷり浸っていたいです
秋分も過ぎこれから日が短くなり、灯りと人が恋しくなる。そんな季節が近くまできてます。
札幌は
舞う雪ばかり
君が里
水面の雪も
流れに消えむ