ヨガのアーサナ(ポーズ)の練習は、呼吸に合わせておこないます。呼吸を意識することで、いいことがたくさんあります
◯身体が伸ばしやすくなる
息を吐くときに、今まで無意識に筋肉に入っていた力が抜けるので、吐きながら伸ばすことで身体に無理をかけずに柔軟性が高まります。反動をつけて力むと、筋を痛めたりすることもあるけど、ゆっくり吐く息に合わせて伸ばすと、縮こまっていた身体がぐーっと広がって行く気持ち良さを感じやすくなります。
◯血流が良くなる
呼吸が深くなると、横隔膜が大きく動き、周辺の血流が、ポーズと合わせることで全身の血流も良くなり、ストレスや食べすぎなどによる胃腸など内蔵の疲れ、肩こりなども取れやすくなります。
◯呼吸が深くなる
吸う息と吐く息に寄り添っていくと、自然に呼吸が深くなっていきます。呼吸も浅く早くから、ゆっくり深くなると、リラックス効果も高まり、安らいだ気分になります。
◯肌がきれいになる
肌は、中医学では「第三の肺」と言われています。肺が元気になると、大腸のはたらきも良くなります。便秘などが解消すると、お肌の調子も整います。また肺が良くはたらくと、汗が出やすくなって、老廃物が出て行きやすくなります。
◯頭がスッキリする
呼吸は、意識を「今ここ」に戻します。普段、わたしたちは、あのときこうすればよかった、とか、こんなこと言われた、言っちゃった、こうなったらこうしよう、など過去や未来に思いを巡らせています。そこで、呼吸を使うことで、意識を「今起こっていること」に向けるのを助け、集中力が高まり、意識がクリアになります。自分の思いを客観視しやすくなるので、感情や、思いに流されて自分を失うことが少なくなり、もやもやも、すーっと引いていきやすくなります。
ヨガだけでなく、好きな香りをかぐのも、何だか呼吸が深くなる気がして、わたしは好きです。海や、森で深呼吸!もいいですね!