エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

カラマツの林に

2016年11月18日 | ポエム
かの斎藤秀雄師の作曲による。
あたかもシャンソンのように・・・。
あたかもカンツォーネのように朗々と。





テノール下村雅人さんの「落葉松」







この曲は、テノールが良く似合う。







「向かい合いからまつ落葉地を覆う」







かつてぼくはカラマツが大好きだった。その黄葉の見事さは秋の嚆矢である。
まして、風によって落ち続ける金色の細い葉はキラキラと美しい。

雨のように降る。
惜しみなく振る。

北原白秋も、このカラマツ落葉に魅入ったであろう。
詩心が、いたく刺激される風情である。




     荒 野人