エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

赤いもの

2016年11月04日 | ポエム
瞬くうちに、冬が来てしまいそうである。
俳句を共に勉強している仲間内で、秋天を今月の兼題にしたのだけれど・・・。
秋天を詠めないまま、句会になってしまいそうである。

季節を読み切れなかった、野人の不手際である。



ところで、紅葉が始まりあっという間に終ってしまう。
赤が、鮮やかになってくれそうもない。



一日、赤いものを探して歩いた。
それはそれで楽しかった。







「赤きものなべて紅葉と云ひにけり」







赤いものは、例えば信号機の赤ランプ。



例えば、ポスト。



一年中、赤い。



子どもの遊具も、赤が散りばめれているのである。

目に優しい赤もあるのだ、と改めて知る。
気付くのである。

季節が変わると云う事は、気付く事に通ずるのである。



そうそう、恐竜の口の中も赤いのですよ!




     荒 野人