エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋桜

2014年09月26日 | ポエム
今日は、巾着田のコスモス畑を紹介しよう。
満開は、まだ先の事である。



概ね、二分咲きといって良いだろう。


秋桜



ぼくの大好きな歌である。
とりわけ「あなたの優しさが沁みてくる」という感性に涙する。
母を思い出すのに充分な言葉である。



この時期になると、母の膝に寝転んで耳を掃除してもらった記憶が蘇る。
優しい母であった。
その母は、コスモスと一緒に旅立った。







「葉の下の息づくほのお秋桜」







たおやかに揺れる秋桜こそ、秋の風情である。



女性が、コスモスに近づいて写真を撮っている。



彼女の息使いが、コスモスをさらに美しく見せる。
コスモスにとっても、至福の時間であるに違いない。

花は、声をかけられたり・・・あるいは愛されると更に輝きを増すものだ。



暫くは楽しめる巾着田のコスモスである。




      荒 野人