エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

土井たか子死す!

2014年09月29日 | ポエム
まずもって「土井たか子」さんの逝去を悼む秋である。







「たか子忌や頑ななまでの戦わず」

「この角を曲がってはならぬたか子の忌」




「山が動いた」
駄目なものは駄目!
断断断固として、国政に望んだ。

彼女は、時として教条的なまでに筋を通したのであった。
9月20日は「たか子忌」として彼女の死を悼む事とする。



この報にふれた時、滂沱として流れる涙があった。
柔らかな秋の光の中で安らかに、と言うしかない。

土井たか子は、ある意味で同志でもあった。
土井たか子は、憲法九条の守護神であり美神でもあった。

土井たか子の死によって、ぼくたちの時代が終わる。
文化も、政治も、そしてアイデンティティさえも失ったような空虚さである。
滂沱として流れたものは、その追憶だったのかもしれない。

土井たか子よ、安らかに時代を抱きしめ成仏せよ!
黙祷!




     荒 野人