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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

満開の下

2013年03月24日 | ポエム
桜花の満開は疑う余地も無い。
だがしかし、散るのは暫く待って欲しいのである。

入学式や入園式には桜花が無ければならないのが、日本の風習なのだから。







「満開や桜花の溶けいく白き空」







山桜は、新緑の葉を花に添える。
いや、花が添えられているのかもしれない。

とまれ、葉と共に咲き初むる山桜は、より一層清楚に見える。
清純そのものである。







「山桜若葉に添えて咲きにけり」







今日は徹底的に白い空が広がっている。
曇である。



そうであるだけに、桜は見事に空に溶け込んでしまうのだ。



      荒 野人