春うらら・・・である。
暖かいし、爽やかだ。
今朝、部屋のブラインドを上げた途端、頬にあたった日差しは暑いくらいの感覚があった。
あと何回かは寒に戻るのだろうけれど、あの冬の厳しい寒さはないだろう。
なんと言っても啓蟄が過ぎたのだから。

ぼくが恋してやまない雪女は、既に溶け去ったのだろうと思う。

「春うらら女はもはや溶けにけり」

こうして俳句を詠みながら、節季を感じていく。
働き蜂だったころには考えられない日々である。
緩やかに、しなやかに、そして犇めくように時間が過ぎていく。
もう大分前に折り返した命の炎である。

愛おしみながらも、豊かに育んで残日録を記し続けられたら幸いである。
生きる術は、いまさら要らない。
豊かであれば良い。
それは金銭的ではなく、精神性の高みを実感出来ればよい・・・といった程度である。

人生は難しくは無かった。
精神性の高みこそ、到達せんとして辿りつけなかった踊り場である。
俳句が、その踊り場を提起している。
ぼくは、その提起をテーゼとして素直に受け止めようと思っている。

今更ながら、アウフヘーベンする必要も無い訳である。
さて、今日は3月の句会である。
5句提出である。
何句とって貰えるだろうか?
荒 野人
暖かいし、爽やかだ。
今朝、部屋のブラインドを上げた途端、頬にあたった日差しは暑いくらいの感覚があった。
あと何回かは寒に戻るのだろうけれど、あの冬の厳しい寒さはないだろう。
なんと言っても啓蟄が過ぎたのだから。

ぼくが恋してやまない雪女は、既に溶け去ったのだろうと思う。

「春うらら女はもはや溶けにけり」

こうして俳句を詠みながら、節季を感じていく。
働き蜂だったころには考えられない日々である。
緩やかに、しなやかに、そして犇めくように時間が過ぎていく。
もう大分前に折り返した命の炎である。

愛おしみながらも、豊かに育んで残日録を記し続けられたら幸いである。
生きる術は、いまさら要らない。
豊かであれば良い。
それは金銭的ではなく、精神性の高みを実感出来ればよい・・・といった程度である。

人生は難しくは無かった。
精神性の高みこそ、到達せんとして辿りつけなかった踊り場である。
俳句が、その踊り場を提起している。
ぼくは、その提起をテーゼとして素直に受け止めようと思っている。

今更ながら、アウフヘーベンする必要も無い訳である。
さて、今日は3月の句会である。
5句提出である。
何句とって貰えるだろうか?
荒 野人