花ニラを探しに出かけた。
毎年、必ず咲いてくれる陽だまりのスポットがある。
その場所まで家から、ゆっくりと歩いて25分くらいである。
花ニラは、ヒガンバナ科であって球根で生きているのだから、毎年同じ場所で咲くのは当然である。
当然であっても、毎年咲いてくれるのはやはり嬉しい。
見上げると、この間まで冷たく、棘棘としか見えなかった枝の先が赤らんでいる。
これもまた嬉しい。
「花ニラの咲き初む頃や開く音」
案の定、花ニラが咲いている。
「ヤッター!」と快哉を叫ぶ。
まだまだ風を避けるために低い位置で咲いている。
風避けが必要だよね・・・。
それでも良い。
咲いてくれてありがとう!
そう声をかけた。
周囲を見渡すと、馬酔木が雪崩れるように赤く色づいている。
水仙も鮮やかだ。
梅も満開だ。
ホトケノザの赤さが良い。
春だ!
けれど、再び巡ってくる3.11がそこにある。
感慨新たに、心を寄せる。
荒 野人
毎年、必ず咲いてくれる陽だまりのスポットがある。
その場所まで家から、ゆっくりと歩いて25分くらいである。
花ニラは、ヒガンバナ科であって球根で生きているのだから、毎年同じ場所で咲くのは当然である。
当然であっても、毎年咲いてくれるのはやはり嬉しい。
見上げると、この間まで冷たく、棘棘としか見えなかった枝の先が赤らんでいる。
これもまた嬉しい。
「花ニラの咲き初む頃や開く音」
案の定、花ニラが咲いている。
「ヤッター!」と快哉を叫ぶ。
まだまだ風を避けるために低い位置で咲いている。
風避けが必要だよね・・・。
それでも良い。
咲いてくれてありがとう!
そう声をかけた。
周囲を見渡すと、馬酔木が雪崩れるように赤く色づいている。
水仙も鮮やかだ。
梅も満開だ。
ホトケノザの赤さが良い。
春だ!
けれど、再び巡ってくる3.11がそこにある。
感慨新たに、心を寄せる。
荒 野人