平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

がんばれ、能年玲奈!~「暦の上ではディセンバー」など、あまちゃんの映像を集めてみた!

2016年07月20日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 能年玲奈さんが〝のん〟に改名。
 しかし、前事務所などの問題があり、前途は多難なようだ。
 がんばれ、能年玲奈、いや、のん!
 また、あの笑顔と素直な芝居を見たいよ!

 

 というわけで、今回は『あまちゃん』のいくつかの動画をまとめてみました。

☆暦の上ではディセンバー/GMT6
 やっぱ能年ちゃんの笑顔はいいわ~。
 GMT6のメンバーには、今をときめく松岡茉優さんもいたんですね。
 GMT6の上位グループのアメ横女学園のセンターには足立梨花さんもいた。
 あだっちーは今も昔もあまり変わらないね。
 ちなみにGMTのメンバーは
 岩手県出身~天野アキ・能年玲奈
 埼玉県出身~入間しおり・松岡茉優
 徳島県出身~宮下アユミ・山下リオ
 福岡県出身~遠藤真奈・大野いと
 宮城県出身~小野寺薫子・優希美青←『マッサン』の娘役で出てましたね!
 沖縄県出身~喜屋武エレン・蔵下穂波

 それではお聞き下さい!

 暦の上ではディセンバー/GMT6(YouTube)

☆能年玲奈 あまちゃん名場面集
 天野アキが、「ブス」「ブス」と言われて怒るシーンだけを集めた名場面集(笑)
 松岡茉優さん、有村架純さんも出ている。
 事務所に干されていなければ、今頃、能年さんも彼女たちみたいに活躍してたと思うんだけどなぁ。

 能年玲奈 あまちゃん名場面集(YouTube)

☆潮騒のメモリー 海女カフェ 天野アキ 足立ユイ
 大友良英さんのメロディって、どうしてこんなに優しいんだろう。
 『潮騒のメモリー』も『地元に帰ろう』も名曲だ。
 アイドルオタクたちのMIXや合いの手も面白い。

 潮騒のメモリー 海女カフェ 天野アキ 足立ユイ(YouTube)

☆あまちゃん サプライズ登場! 「暦の上ではディセンバー」 大船渡
 『暦の上ではディセンバー』を歌い、踊る大船渡の人たちの中に、天野アキが飛び入り参加のサプライズ!
 一般の方の投稿した動画なので画面が切れたりしているが、天野アキの登場に大喜びする大船渡の人たちの様子が伝わってくる。
 震災後、あまちゃんは人々を本当に明るくした。
 天野アキはたくさんの人に愛されている!
 アキちゃんの登場は1:22くらいから。
 
 あまちゃん サプライズ登場! 「暦の上ではディセンバー」 大船渡(YouTube)

 『あまちゃん』の中で、この3・11のシーンは本当にショックだった。
 今でも涙が出てくる。
 

 のん(能年玲奈)は、たくさんの人たちの心を明るく楽しくする。
 だから、ぜひ活躍してほしい!

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真田丸 第28話「受難」~あれは私が関白として行った数少ないことのひとつじゃ

2016年07月18日 | 大河ドラマ・時代劇
 信幸(大泉洋)は関白・秀次(新納慎也)にこう語る。
「あまりに大きすぎる父、私の声だけがなぜか聞こえぬ祖母、病がちなのかどうかよくわからない最初の妻、決して心を開かぬ二度目の妻。そして、あまりに恐ろしい舅。振りまわされながら生きておるのは殿下おひとりではございませぬ」
 振りまわされる者同士の共感だ。
 これで信幸と秀次は心を通わせた。
 少し前まで秀次は「私はその者(信幸)をよく知らぬ」と言っていたんですけどね。
 ふたりの心の交流はさらに続く。
 秀次は、信幸が弟のおかげでもらった官位を返上したいと思っていることに関してこう語る。
「返上したりはせぬな? あれは私が関白として行った数少ないことのひとつじゃ」
 秀次にとって信幸に官位を与えたことは生きた証だったのだ。
 これがなくなってしまったら、自分の生きた意味がなくなってしまう。
 上手いですね、これで官位の件でわだかまりを持っていた信幸の件が解決した。

 秀次と女性たちの関係も興味深い。
 秀次は〝女性のやさしさ〟に救いを求める人なのだろう。
 それをきり(長澤まさみ)に求めた。
 しかし、きりは職務を放り出して逃げてきた秀次を責めた。
「慰めてほしいのですか?」
 きりはこういう物言いしか出来ない女の子なのだ。
 でも、心の底は、
「殿下のことが心配だから申し上げているのです」
 秀次もきりがそういう子であることを知っていて、叱咤してほしかったのかもしれない。

 次に秀次が求めたのは、南蛮の神の母・マリアだった。
 遠藤周作の小説で描かれているように、マリアと言えば、〝母性の象徴〟。
 観音信仰の影響だろうか、日本ではキリストよりマリアの方が人気がある。
 秀次の娘たか(岸井ゆきの)はクリスチャンなのだろう。
 そして弱い父親が〝母性〟を求めていることを知っていた。
 だからマリアの絵を父に渡した。
 しかし、そんなマリアの絵も弱りきった秀次を救うことは出来なかった。
 何かを感じることは出来たが、所詮は絵であり、救いにはならなかった。

 そして秀次の自決。
 自分で自分を勝手に追い込んで自爆してしまった感じですよね。
 皆がそれぞれの形で救いの手をさしのべていたのに。
 寧(鈴木京香)は秀吉(小日向文世)に「孫七郎を楽にしてやってほしい。人には持って生まれた器がある」
 荒武者の福島正則(深水元基)でさえ、「孫七郎は気が優しすぎるんよ。関白としてよくやっていたと思う」と秀次を理解していた。
 もしかしたら秀次は重度のノイローゼ状態だったのかもしれない。
 前回も書きましたが、三谷幸喜流の新解釈だ。
 他人のどんな言葉も受け入れられなくなった時、人は破滅していく。
 心を閉ざせば、他者のどんな思いも言葉も無力になる。
 器の問題もある。
 信長の弟の織田有楽斎のように、自分は兄のような器ではないと思い定め、権力を求めず雅に生きるという生き方もある。
 自分の器を知って、自分らしく生きる。
 それが人にとっての幸せなのだろう。

 ……………………………………………………………………………………

 その他の登場人物に関しては、呂宋助左衛門(松本幸四郎)。
「力を持つと人は変わります。手前はそのような無理無体に対して常に闘いを挑んで参りました。ルソンの道ばたに転がっているただ同然の壺を大名たちに高値で売る。これが手前のいくさでございます。この呂宋助左衛門はあらゆる弱き者の守り神でございます」
 反骨・反権力。
 自分なりの戦い方。
『黄金の日日』(1978年)で呂宋助左衛門を演じた松本幸四郎さん、まさか38年後に同じ役をやるとは思わなかっただろう。

 きりは愕然。
 信繁(堺雅人)とこんなやりとり。
「私は妻をめとることにした」
「早すぎやしませんか?」
「側室も」
「はっ!?」
 たかがやって来て
「そういうことになりました」
 すると叫んで、
「何なのよーーーーーーーーーーーー!」 ←そりゃ、そうだよね(笑)
 それと、きりは「私はどこでも鬱陶しがられますけど」と秀次に言っていたが、ネットで「ウザきり」と言われているのを意識してのせりふに違いない(笑)

 徳川秀忠と本多正純も出てきた。
 司馬遼太郎の小説では、本多正純は天海や金地院崇伝らと共に豊臣を滅ぼした悪徳謀臣なんだけど、そんな印象は受けなかった。
 違った描かれ方をするのだろうか?

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徳山大五郎を誰が殺したか?~犯人は平手友理奈か? 各メンバーの見せ場があるのもいい!

2016年07月17日 | アイドル
 欅坂46の新ドラマ「徳山大五郎を誰が殺したか?」(テレビ東京)が始まった!
 朝、学校に行ったら教師の徳山大五郎(嶋田久作)の死体があって、生徒たちが右往左往するというギャグ&ミステリードラマ。
 基本アイドルドラマだが、ミステリとしてしっかりしているので一般視聴者も楽しめます!

 

 キイになるのは、平手友理奈かなぁ?
 警察に通報しないことといい、彼女がこの事件に関するすべてを仕切っている。
 徳山大五郎の白衣をめくって、ナイフが刺さっているのを暴いたのも彼女。(彼女はなぜナイフのことに気づいたのか?)
 ねるのロッカーに死体を入れようと言い出したのも彼女。
 てちは何らかの意図をもって動いている。
 もしかして死体を置いておくことで生じるクラスメイトたちの反応を確かめている?
 おそらく徳山はこのクラスの誰かと組んで性犯罪みたいなことをやっていたのだろう。
 てちはその共犯者を探すためにこの件を仕組んだ?
 不登校になったねるは徳山の被害者で、てちとねるは手を組んで共犯者を探している?
 そう言えば、教室の天井には火災報知器みたいなものがあって、アップになるカットがあった。
 あれでクラスメイトたちの発言を録音して分析し、共犯者捜しをしているのかもしれない。

 以上が第1話を見た僕なりの推理。
 さて、どうなるか?
 徳山の共犯者として怪しいのは、この件で大きなリアクションをしていないメンバー。
 彼女は徳山の死にがく然とし、共犯者として暴かれるのを怖れている。

 あとは各メンバーに見せ場が用意されているのがいい。
 以下は欅坂ファンとしての叫び&ツッコミ。

 オダナナ~、自殺の再現の演技上手かったぞ~~!(ラインのアイコンはシャーロック・ホームズ)
 さとし~、「みんな目をつむって。徳山先生を殺した人は手を上げて」って、誰も手を上げんわ~~!
 よねさん、池上彰信者か~~!
 長沢くん、山形弁よくわからん~~!
 みいちゃん、おっとりした大阪弁いいぞ~~!
 べりか、ラインから外されてのか~~!
 尾関~、足が短いからロッカーを閉められない~~!

 これらから他のメンバーの見せ場もつくられていくんでしょうね。
 全体的なブルートーンの映像は何か意図があるのかなぁ。

※追記
 第9話までを見ての新たな推理を書きました。
「徳山大五郎を誰が殺したか?~真相は<徳山は心筋梗塞の自然死><ナイフを刺したのはねる>?
 
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ブラタモリの近江友里恵アナの素朴さに癒やされる~まさにイモ姉ちゃんって感じ←失礼!

2016年07月16日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 ブラタモリの近江友里恵アナウンサー。
 そのおっとりした素朴さが番組に合っている。

 番組で鯛茶漬けを食べて、タモリさんに「鯛の味がするでしょ?」と問われて、「はい、鯛の味がしました!」(笑)
 ニュースを読めば、ブラウスを表裏逆に着ていて視聴者に指摘される(笑)
 趣味は美味しいご飯を食べること。
 歩き方がトコトコしてて変。
 変なリアクション「ふふふ……」
 円周率が3のゆとり世代で、「やっぱりな」とタモリさんにツッコまれる。
 晴れ女→前任の桑子真帆アナが雨女だったので、タモリさんに有り難がられる。
 旅行は修学旅行以外ほとんど行ったことがなくて、なぜかブラタモリのロケ先が修学旅行で行った所(京都・伊勢神宮)とかぶる。

 近江アナって………………〝イモ姉ちゃん〟ですよね←失礼っ!
 前任の桑子アナも地方局アナ時代は〝イモ姉ちゃん〟と言われていたらしいが、どうしてNHKの女性アナウンサーはそういう人が多いんだろう?
 入社すると、地方局まわりをするからだろうか?

 でも、そういう〝素朴さ〟が逆に新鮮!
 近江さんを見ていると、ほんと癒やされる。
 この前、何気なくNHKのニュースを見ていたら、近江さんが原稿を読んでいて、「がんばれ~」と思うと共に「何かボケてくれ~」と思ってしまった(笑)

 

 ブラタモリも近江さん効果だろうか、最高視聴率18.6%(6/4 伊勢神宮)を記録したらしい。
 本日(7/16)はブラタモリが放送されますので、ぜひ見てみて下さい。
 まだ知らない方は、近江友里恵アナの虜になるはずです。


※追記
 なお、近江アナの熊本放送局時代の愛車は四輪駆動車だったらしい。
 ギャップ萌えです!

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都知事選~怖ろしい! 自民党では、他の候補を応援したら一族郎党まで処罰されるらしい

2016年07月15日 | 事件・出来事
 都知事選が始まった。
 ここで<自民党の怖ろしさ>を表すふたつのことが起こったので書いておきます。

★都知事選にあたり自民党は党員に向けて次のような文書を出した。

<党公認、推薦候補者以外の者を応援してはならない>
 つまり小池百合子さんや鳥越俊太郎さんを応援してはいけないってことだが、まあ、これは党員だから仕方がない。
 問題なのは次だ。
<各級議員(親族等含む)が非推薦の候補を応援した場合は(略)除名等の処分の対象となります>
 何と小池さんや鳥越さんを応援したら、
 本人だけでなく親族郎党が処罰されるのだ!

 いやいや、ここはどこの国だろう?
 北朝鮮か?
 党員である本人はともかく、その家族は別人格である。
 その家族が小池さんや鳥越さんやその他の候補を応援する自由を奪うのか?
 この文書を出した石原伸晃や都連の内田茂は、憲法が保障する<思想信条の自由>をどう考えているのか?

 僕が怖いのは、これがさらに発展していくことだ。
 今は自民党員だけに限定されているが、これがOKになると、次は国民にも適用しよう、と発展する。
 つまり、国の方針に逆らう者は親族郎党まで罰するという考えを持つようになる。
 まさに国家主義者、独裁主義者の発想だ。
 これについて「まさか、そこまで」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人が権力を持つとはそういうことだと思います。
 政治に関して、僕は<性善説>を信じていません。

 なお、ネットではこれを受けて、
『では石原慎太郎が小池百合子を応援したら、石原伸晃は除名になるのか?』
『石原良純が小池百合子を応援したら、石原伸晃は除名になるのか?』
『安倍昭恵夫人が小池百合子を応援したら、安倍晋三は除名になるか?』
 とツッコまれているが、完全にブーメラン(笑)
 庶民は笑いやからかいで対抗するしかない。

★もうひとつは前知事・猪瀬直樹氏の告発
 “都議会のドン”と呼ばれる自民党の内田茂・都連幹事長が
 樺山卓司都議(享年63)を自殺に追い込んだというのだ。
 以下は、猪瀬氏が故・樺山都議の親族から託されたもの。

 
 <これは全マスコミに発表して下さい。内田を許さない!!人間性のひとかけらもない内田茂。来世では必ず報復します。御覚悟!!自民党の皆さん。旧い自民党を破壊して下さい〉>と書かれている。

 樺山氏は都連幹事長も内田茂に反旗を翻したため、いじめ抜かれて自殺に至ったらしい。
 この内田茂という人物は、舛添問題でクローズアップされたが、都議会の実権を握る諸悪の根源のようだ。
 まさに権力を長く持ち続けると腐るの典型。

 というわけで、こんなやつらばかりの自民党に憲法を弄らせたら、とんでもないことになります。
 彼らにとって大切なのは<国家>であり、<国民>ではありません。
 それは自民党の憲法草案を見れば明らか。

 反旗を翻したら、一族郎党までを罰し、いじめ抜いて自殺に追い込む自民党って本当に怖ろしい。


※追記
 こんな記事を書いていたら、早速こんなニュースが飛び込んできた。
 自民党東京都連会長の石原伸晃氏の実弟である石原良純氏が13日放送のフジテレビ「バイキング」にて鳥越氏支持の発言
 タレントの石原良純氏「いままでの鳥越さんを見てきたら信頼感は大きいのではないですか?」と好意的な反応。
 さあ、自民党の皆さん、石原伸晃氏を除名して下さい(笑)

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天皇陛下、生前退位の希望~皇室典範改正で<女性天皇>の議論が始まる

2016年07月14日 | 事件・出来事
 天皇陛下の「生前退位の希望」。
 この件は次のような議論に発展するらしい。

 現在の天皇陛下が皇太子殿下に譲位すると、次の皇太子がいなくなる。
 なぜなら愛子様は女性だからだ。
 ならば秋篠宮様がなればいいのではないかと単純に考えてしまうが、現在の皇室典範では、秋篠宮様は『皇嗣たる皇子』ではないため皇太子になれないらしい。
 つまり、愛子様がなられるにせよ、秋篠宮様がなられるにせよ、皇室典範の改正が必要になるのだ。
 そこで出てくるのは、女性天皇・女性宮家の議論。
 <天皇は女性でもいいではないか>という意見と<男性でなければならない>という意見で、議論は真っ二つに分かれる。

 <男性でなくてはならない>というのは、現在のウルトラ保守の復古主義者たちだ。
 僕なんかは、恐縮ですが、21世紀なんだから、女性の天皇であってもいいのではないか、と考える。
 英国、オランダ、ベルギーのように世界には女王はいくらでもいるし、日本でも女性天皇が禁止になったのは明治の皇室典範からのことで、推古天皇、持統天皇、孝謙天皇など女性の天皇は過去にたくさんいた。

 さて、この件を安倍首相はどう対応するか?
 首相は男性天皇にこだわっているみたいだからなぁ。
 彼の思想があぶり出される。女性の輝く社会などと言っているが、基本、彼は男尊女卑?
 また皇室典範改正に関しては、天皇の未来のあり方に関わる重要な案件で、安易に処理することなど許されず、相当な政治的エネルギーを要する。
 とても憲法改正などをやっている場合ではないし、与党の過半数を使ってちょいちょいと決める問題でもない。
 さて、安倍首相はどのように対応するか?
 現在、宮内庁はこの件を否定してるようだが、もしかして陛下のご意思を無視して、もみ消し?

※追記
 テレビの報道を見る限り、女性天皇の可能性については触れないようだ。
 安倍自民党が怖いのか、圧力団体が怖いのか。
 相変わらず、自主規制しているマスコミ。

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ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子~サイコパスにはサイコパスを。サイコパスに共鳴する女性捜査官

2016年07月13日 | 推理・サスペンスドラマ
 サイコな人間ばかりが出て来る……!
 宮原秋雄(清水優)は<自己防衛本能と痛覚を超越するために自傷>し、死に至った。
 簡単に言うと、ドMプレーをひとりでやっていて死んでしまったって感じかなぁ。
 でも、これには裏があった。
 どうやら誰かに、怒りをうながすノルアドレナリンと快感をうながすベータエンドルフィンを注射されたらしい。
 結果、他者に向かっていた宮原の殺人衝動が自分に向かってしまった?
 それをやったのは、中島保(林遺都)?
 中島は異常心理の研究をしている?
 
 今回の犯人もサイコパスだった。
 殺人衝動を引き起こすスイッチは、香水とハダカ電球。
 母親を殺した犯人は、その時の快楽が忘れられず、このふたつの条件が揃うと殺人鬼になるのだ。

 そんな犯人に対して主人公・藤堂比奈子(波留)は、
「そう。その顔が見たかったのよ。あなたの人殺しのスイッチが入る瞬間が」
 比奈子もまた心に闇を抱えていた。
 彼女は殺人者にシンクロし、共鳴する。
 今回の犯人が香水とハダカ電球がそうであったように、比奈子の七味唐辛子が何らかのスイッチ?
 謎は尽きない。
 部屋に戻るとOFFになって人形のようになってしまうのも、どういうことだろう?

 一方、先輩刑事の東海林(横山裕)は殺人者に共鳴する比奈子に嫌悪を感じている。
「刑事はいつも人殺しにムカついていなきゃいけないんだよ!」
 〝ムカつく〟と〝共鳴する〟のとでは大きな違い。
 東海林はそれを怒っている。
 はたして東海林はサイコな方に行ってしまう比奈子を救うことが出来るか?
 しかし、そんな東海林もキレると、どこまでもイッてしまう狂気をはらんでいるようだ。

 悪をもって悪を制す。
 サイコパスにはサイコパスを。

 そんなドラマですね。
 ここで言う、悪を制す悪とは比奈子のこと。
 サイコパスにはサイコパスをぶつけて解決するしかない。
 映画『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター教授がそうですよね。
 ジョディ・フォスター演じる女性捜査官はレクタ-教授の協力を得てサイコな犯人を逮捕した。

 これからもさまざまな異常心理が出てくるんでしょうけど、攻めてますね、関テレ。
 こういうのを嫌いな人は絶対見ない。
 前作の『ヤバ妻』もそうだが、カルト作品をつくろうとしている。


※追記
 第2話は冷凍人間。
 人を殺害して凍らせて永遠に自分のものにする。
 これって人間を〝人形〟にするってことですよね。
 人間は意思や感情を持っているから面倒で、それらのものがなければ完全に支配できる。
 江戸川乱歩が〝人形愛〟として描いたモチーフだ。

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参議院選挙~危ねえ、野党共闘をやっていなかったら完全にやられてたぜ。東北は秋田以外、全勝!

2016年07月11日 | 事件・出来事
 今回の参議院選挙。
 危ねえ、危ねえ、
 野党共闘をやっていなかったら完全にやられたぜ。

 何しろ野党共闘がなかったら、
 青森、岩手、山形、宮城、福島、新潟、山梨、長野、三重、大分、沖縄の勝利は危うかった。(野党共闘がなくても勝てたのは沖縄くらいか)
 北海道、東京、愛知でも二議席とれた。(神奈川もあと少しで二議席だったのに……)
 野党共闘を画策してくれたSEALDsおよび市民団体の皆さん、ありがとう!

 東北が、秋田以外、全勝というのもすごい。
 東北県民はTPPを推進した自民党に怒っている。
 この怒りの火は、時間が経てば、地方全体に燃え拡がるだろう。
 それにアベノミクスの恩恵はいつまで経っても下りてこないだろうから、その怒りは加速する。
 おそらく安倍自民党は補正予算などでカネをバラまくことで地方の支持をつなごうとするだろうが、今度はそれとの戦いだ。

 沖縄と福島で、島尻、岩城といった現職のふたりの大臣を落選させたのも大きい。
 沖縄は基地問題。
 福島は震災復興。
 これ対する自民党の対応に県民は満足してしていないのだろう。
 舐めるなよ、安倍ちゃん。
 いい加減で不誠実な対応をしていればしっぺ返しが来るという良い例だ。

 蓮舫、福山哲郎、小川敏夫、小西洋之、白眞勲、福島みずほ、青木愛、森ゆうこ、伊波洋一といった<うるさい議員>が当選したのも朗報だ。
 グイグイ安倍ちゃんを追いつめろ。どんどんボロを出してやれ。
 それと、森ゆうこさん復活おめでとう!
 官房長官・菅義偉の地元でよく勝ちました。新潟は自民王国ですしね。

 というわけで、今回の参議院選挙、僕はそんなに悲観していません。
 今回のことで、与党が2/3を獲ることがどういうことかが一般の方にわかったと思いますし、あまり自民党に勝たせすぎても……という意識も働くはず。
 選挙番組の報道で、自民党のバックには、戦前の復活を目的とする右翼団体<日本会議>がいることも明らかになりましたし。(本当は選挙前に報道してほしかった。そうすれば自民票はかなり減った)

 とはいえ、現状は完全に負けであることも確か。
 今回、かろうじて踏みとどまれたのも<野党共闘>のおかげ。
 今回の失敗を分析し、野党共闘を磨き上げていかなければ、今度こそ壊滅する。

 まずは、東京都知事選で勝ちましょう。
 東北・沖縄は反自民で押さえた。(北海道、長野、山梨、愛知、三重、大分も)
 鹿児島でも野党共闘の結果、元テレビ朝日コメンテイターの三反園訓さんが知事になられた。 
 東京も押さえれば、オセロの目が変わるように反自民が大きく拡がっていく。
 頼むよ、岡田代表。
 党内の自民党シンパの議員を説得して上手くまとめてくれ。

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真田丸 第27回「不信」~自らの心の弱さで自滅していく秀次。昌幸パパくらいの図太さがあれば

2016年07月11日 | 大河ドラマ・時代劇
 不安が不安を呼び、疑心暗鬼に駆られる秀次(新納慎也)。
 そんな情けない秀次について秀吉(小日向文世)は信繁(堺雅人)にこう語る。
「すべてはあやつの心の弱さがもとじゃ。あやつが強くならぬかぎりり会っても話すことなどない!」
「世間はわしに子供ができたんで秀次を疎んじているように思っておるかもしれんがな。
 その前に、孫七郎は可愛い甥っ子じゃで。何とかしてやりたいと思うんだわ」

 今までの大河ドラマにない解釈ですね。
 今までは<秀次が拾(=秀頼)を脅かす存在になる>と考えた狂気の秀吉が秀次を死に追いやったというものだったが、『真田丸』では、秀次が自分の心の弱さゆえ勝手に自滅していったと解釈している。
 僕も小心者ですからわかるんですけど、秀次タイプの人間って、すべてのことをマイナスにとり、勝手に不安を増幅させて、ヘトヘトになっていくんですよね。
 秀次の娘たか(岸井ゆきの)もこう言っている。
「父は弱いお人なのです。自分がどう思っているかより、人にどう思われているかが大事なお人」

 今回のテーマは〝人の心の弱さ〟かなぁ。

 たとえば、昌幸(草刈正雄)のような図太さを持っていれば全然、大丈夫。
 プライドから官位を返上すると言い出した信幸(大泉洋)に
「バカな事を言うもんではない。もらえるものは病気以外もらっておけばいいんだ」(笑)←今回の名セリフ!
 宇喜多秀家(高橋和也)は熱い。
「殿下のお言葉に一喜一憂する方々の心が分からん!
 それがしは殿下のために生き、殿下のために死に、殿下のために舞うのみ!」
 秀家くらいに強い思いを持っていれば不安はないし、秀吉も信用するんですよね。
 信繁の件でも、秀吉は官位の件で異を唱えことに腹を立て「策士策に溺れる」と疑ったが、すぐに考えを改め、逆に骨のあるやつ、と信頼した。
 秀吉は〝芯のある強い人間〟が好きなのだろう。
 同時に権力者は孤独であり、時には命がけで諫めてくれる人間を望んでいる。
 落書の時に秀吉を諫めた石田三成(山本耕史)もそうだった。

 女性たちも強い。
 寧(鈴木京香)は不安でいっぱいの秀次にこうアドバイス。
「あの人はね、孫七郎が堂々としとったらそれでええの。取り繕うことなんて何もいらん。ありのままの自分を見せりゃええの」
 そして、不安でいっぱいの秀次は女性の優しさを求めて、きり(長澤まさみ)のもとへ。
 逃げ込む場所は女性なのか。
 わかるよ~、実に人間っぽい。

 マイナス思考というのは取り扱い注意で困ったものですね。
 よく言えば、ナイーブで繊細ってことですけど、不安が増幅してどんどん自滅していく。
 秀次みたいな人はドロドロの政治の世界にいるべきではないんだよなぁ。
 今回、三谷幸喜さんはそうした<弱い人間の典型>を描いた。

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石田純一さんへの〝制裁〟が始まった。一方、理子夫人、東尾修さんの言葉が泣ける……

2016年07月10日 | 事件・出来事
 都知事選の出馬会見をした石田純一さんに対する〝制裁〟が早くも始まった。
・出演番組は放送見送り。
・出演CMをめぐり、企業からすでに「天文学的な数字」の違約金請求。

 CMの違約金に関して石田純一さんは次のようにコメントしている。
「まだ出馬すると決まってないし、グレーゾーン。
 犯罪をしたわけでもないのに、あるテレビ局がそのCMを流せないと言っているらしく、今後、出馬を取りやめたとしても、その違約金は払わないといけない。
 まさに今、その電話をしていたんです」

 石田さんの言うとおり。
 テレビ局と企業は、芸能人が政治的な意思表示をしただけで、なぜCMの放送を見送り、違約金を求めるのか?
 石田さんとその企業がどのような契約を交わしたかはわからないが、この国の芸能人には言論や被選挙権の行使の自由はないのか?
 CMの審査と言うが、ウソばかり流している自民党のCMはどうなのか?

 要するに石田さんが〝安倍批判〟をしたから、どこかから圧力がかかったのだろう。
 自民党に逆らう者には制裁を科すぞ、と脅している。
 そう言えば、自民党の若手議員は昨年の戦争法案の時、こんなことを言っていたっけ。
●大西英男衆院議員(東京16区)
「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。政治家には言えないことで、安倍晋三首相も言えないと思うが、不買運動じゃないが、日本を過つ企業に広告料を支払うなんてとんでもないと、経団連などに働きかけしてほしい」
●井上貴博衆院議員(福岡1区)
「福岡の青年会議所理事長の時、マスコミをたたいたことがある。日本全体でやらなきゃいけないことだが、広告の提供(スポンサー)にならないということが一番(マスコミは)こたえる」

 

 ところで、今回の件に関する東尾理子さんと父・東尾修さんの対応が泣ける……!
 理子さんは話し合いをおこない、「言いたいこと言ったら、すっきりした」と言って、石田さんの決断を応援する姿勢に変化。
 東尾修さんからは、「心配はしている」、「一言一句、発言をたたかれるかもしれない。気をつけて、誠心誠意、言葉を選びなさい」
 何ていい家族なんだ。
 泣ける。
 以前も書きましたが、石田さんの立候補した理由はこれ。
「僕にも0歳と3歳の子どもがいる。彼らに平和で安全な社会を手渡したい。幸せになる権利、快適に暮らす権利を担保してあげたい」
 がんばれ、石田純一! でも無理はしないでね。

 このまま放置しておけば、自由にものを言えない時代が必ずやってくる。
 今回の石田さんの件は、その良い例だ。


※参照サイト
 石田純一「数日で何百万、何千万」出馬表明で違約金(日刊スポーツ)

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