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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

24 シーズンⅥ ⑦

2008年03月29日 | テレビドラマ(海外)
 18:00
 今回は非常に内容が濃い。
 ジャックを始めとする各キャラの行動が『ロシア領事館』に集中されているからだ。
 グレデンコの居場所・次の行動を知っているロシア領事。
 ジャックはそれを拷問で吐かせたが、領事館に囚われの身。連絡も遮断される。
 一方でロシアのスワロフ大統領を動かして領事館を動かそうとするローガン元大統領。彼は元妻のマーサにスワロフと話すよう説得する。
 CTUは領事館への突撃を準備。突撃すれば国際問題になるが、核攻撃を防ぐため仕方がない。

 この様に
 <ジャック><ローガン><CTU>、この三者がロシア領事館をめぐって行動する。
 しかもグレデンコによる核爆弾を積んだ無人飛行機の発射は着々と進んでいる。
 見事なサスペンス・アクションシーンだ。

 19:00
 ここでは第三次世界大戦へのシナリオ。
 爆弾テロで昏睡状態のパーマーに変わって副大統領が指揮を執る。
 彼は、アメリカを攻撃すれば報復を受けることを示すために中東の国への核攻撃を準備する。
 怖いのは副大統領ひとりの意思で簡単に核攻撃が決められることだ。
 もちろんトムやカレン・ヘイズら反対するものがいる。
 しかし副大統領の強行の前には無力。

 力を持てば使いたくなるのが心情。
 核爆弾を持っていれば、それを使うという発想が安易に出てくる。
 自分の威を示すためには、核爆弾は格好の武器だ。
 核兵器は全廃すべきでしょう。

 おまけに怖いのは、この核攻撃による報復が第三次世界大戦につながるかもしれないということだ。
 カレンによって語られるシナリオはこう。

・この核攻撃で中東の政治は親米から反米に変わる。テロリストも支援する様になる。
・この動きに対してロシアや中国も介入。
・アメリカ、中東、ロシア、中国による第三次世界大戦勃発。

 なるほど。
 目を凝らしてみると、現在の世界情勢は危うい。
 各国の矛盾・緊張が究極まで高まって暴発し始まった第二次世界大戦。
 これと同じ様な緊張関係が現在もある。
 何かきっかけがあれば、話し合いなど無力な紛争・戦争が始まってしまうかもしれない。

 シーズンⅥはアメリカ、中東、ロシア、そして中国をも巻き込んだ展開になる様だ。
 この点でシーズンⅥは現在の世界情勢の縮図でもある。


コメント
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