平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ハチミツとクローバー 最終回

2008年03月19日 | 学園・青春ドラマ
 最終回。
 竹本祐太(生田斗真)が見出したこと。

★5人で過ごしたかけがいのない日々
★はぐみ(成海璃子)を好きになってよかったということ

 竹本の言う様に「恋愛」は自分と相手に真剣に向き合う行為。
 相手のいい所、すごい所ばかりが見える。
 逆に自分のふがいなさや情けなさが嫌になる。
 他人と真剣に向き合うことが少ない昨今、これは大事なこと・意味あることだと作品は主張する。
 確かに自分の青春をふり返って「何もなかった」という青春よりは竹本は幸せだろう。
 はぐみの「竹本くんに直してもらえる神社やお寺は幸せだね」という言葉は、宮大工をしていく竹本には一生心に残る言葉だろう。

 青春や恋愛を真面目に真っ正面から描いた作品だった。
 ただあまりに真面目すぎる、きれい過ぎる。
 感傷的だ。
 雑多な日常のスイッチを切って、この世界に入り込むにはちょっと。

 あるいは主人公の竹本はもっと戦わないと。
 あの位の恋のあがきで「はぐみちゃんを好きになってよかった」と言われても。

 今のドラマはもっとダイナミックにグイグイ動かしていかなくてはならないのだと思う。


コメント (2)
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