桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・1・4

2014年01月05日 | Weblog
午前中夕べ煮込んだおでん、おにぎり六つ、市販のひじきの煮つけを持って母の処へ。今日は真っ直ぐ歩いていくことが出来て小躍り‥‥というのは少し大袈裟だけど、歩いて帰る時は問題ないのに、行きに歩くと、品川御殿山から桜田通りの高輪台に出て目黒通りの白金台に出るのに近道して住宅街を通ると,途中に三叉路が二つ、四叉路が二つあって、ぼんやり歩いているととんでもない場所に出てしまうのだ。けれど今日は初めて望み通りの地点に出ることができて小躍りした次第。それにしても三叉路二つ四叉路二つの抜け道ってすごい。これをマスターしたからには白金台からプラチナ通りを通らずに恵比寿三丁目に抜ける道を探してみようと地図を広げてしまう俺は地図オタク。老老ランチには大晦日に食べて冷凍しておいた蟹の殻で出汁をとり、白髪ネギの味噌汁を作る。わずかに残った蟹の身が貴重品。これはこれでささやかな喜び。今日は五反田のブックファーストに寄って新潮新書「仁義なき日本沈没」(春日太一著)と「知の武装」(手嶋龍一+佐藤優著)を買って帰る。早速「仁義なき日本沈没」から読み出す。これは元旦から見返している「仁義なき戦い」が出来るまでの戦後日本映画界に於ける東映と東宝の戦いと盛衰を描いたものなのだけど、何故か最終章から読み出してしまって、続けてその前の五章、四章‥‥と逆さから読んでしまった。こんな経験は初めてだけど、著者の論理展開が俯瞰的に見えて面白かった。そして今日のWOWOW三昧はその本のテーマにもなっている「仁義なき戦い 頂上作戦」(深作欣二監督)と「苦役列車」(山下敦弘監督)の二本。前者は笠原和夫脚本の完結編。カタルシスに持っていかない終り方が東映映画らしくなくていいと改めて思った。後者は森山未来の気持ち悪さが凄い。それと対照的な高良健吾のさわやかさ。ヒロインの前田敦子も含めてキャスティンクの旨さに脱帽。夕食はイカにリング揚げに刻んだ生の白菜を混ぜたマヨネーズサラダ、牡蠣のニンニクバター炒めライスでビールからジャックダニエルに移っている内に、食べるものが足りなくなってソーセージを茹で、おでんの残りを食べる。こんなことをしていたら太って当然。もうこんな生活はうんざり。そろそろ立ち上がらなくては。