桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・1・8

2014年01月09日 | Weblog
久し振りにポルトガル語のテキストを開いた。毎晩寝る時に本を読むのに疲れると、灯を消してポルトガル語のCDを流しつつ眠るのだけど、66才ともなると石川遼君と違ってただ聞き流すだけでは外国語は体に吸収できない。やはり目からも吸収しなくてはと、今日母の処に歩いていく50分の間にテキストの一頁目の「COMO ESTA?」(ご機嫌いかが?)から暗記することにしたのだけど、20近いフレーズを全てクリア出来たことの快感。老老ランチ(イカの刺身とカイワレ大根の柚子胡椒風味サラダ、しめサバ、納豆昆布と納豆ととろろ昆布と大根おろしと九条ネギとカツオ節のミックス、春菊の味噌汁)した後、去年の秋から新しい店の設計プランに関わってくれている一級建築士のFさんど打ち合わせ。これまでの経緯を御破算にしてゼロからプランを作り直すことにする。Fさんには迷惑この上ない話だと怒られるんではないかと恐れていたけど、開口一番「美意識を共有したい」と言われたことから俺もイメージをアトランダムに話していく。それは何だか芝居を演出する時に美術デザイナーや照明プランナーと打ち合わせする時と似ていて、一時間半があっと云う間に過ぎていた。何だか新しい店がうまくいく様な予感。夕方渋谷のBカメラでハワイ旅行の買い物。あんなにハワイを嫌がっていた癖に、いざ行くとなると結構楽しくなって、人生が前向きになってきたのが不思議だ。途中Hさんから電話がかかってきたので四ノ橋の焼き肉屋Jで待ち合わせ。レバーとハツを堪能。その後白金のケーキ屋、最後はバーでラフロイグを飲むなんて土砂降りの雨の中の変則ハシゴ。いい女と割り勘ごっこをやれる66才は幸せだ。彼女と別れた電車の中、「Estou ben、obrigado(元気です。有り難う)というフレーズが自然と口から出る。