桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・1・28

2014年01月29日 | Weblog
紅鮭を焼く。美味しい。真っ赤な鮭に緑のカイワレ大根をおく。お皿が映える。納豆はよくかき回して糸を一杯だすのがコツ。卵を入れずにネギだけの方が旨い。卵は目玉焼きが一番好きだ。Hさんが帰郷するたびにお土産に持ってきてくれる燻りがっこは毎回メーカーが違うのだけど、今回いただいた須藤健太郎商店謹製のいぶり大根漬けは最高の旨さ。これを選んでくれた父上に感謝。今日の味噌汁は豆腐、だから味噌は赤味噌にしてみた。出汁はこれも頂き物の焼きあごいりの茅の舎だし。美味。いつもよりおかずが少ない気がするけど、暖かいご飯があれば無敵の朝御飯を食べてから、今日は一日部屋を出ないで調べ物をする予定でいたのだけど、五時過ぎにはんこやさんを探して街に出る。会社の本店の住所を変更したのでゴム判が必要になったからだけど、駅前まていけば何処かにあるだろうとタカをくくっていたら東口にはどこにもない。交番で聞いて西口の山手通りまでいく。すると三軒もはんこやさんが並んでいる。糾弾するつもりはない。でも、矛盾だ矛盾だとブツブツ言いながら歩く。近くのブックオフで「歯列矯正の話」と「脚本家・橋本忍の世界」を各105円で買う。貧乏人にとって安いのに越したことはないけど、こんなに安いと著者が可哀想に思ってしまったのは、俺もモノ書きの端くれだからか?と思いつつ散歩を続けていたら、先日偶然会って旧交を温めた美人デザイナーのSさんから来週またランチしないかとの誘いのメール。勿論OKの返信。でも、その後店は何処にしようかなんてことを何度かメールでやりとりしている内に、彼女の家は近所だし、こうしてメールを繰り返しているということは今時間に余裕があると察して、高輪台にある小さな焼鳥屋に誘ってみると、一時間だけならと出て来てくれる。でも嬉しかったけど、ちょっと不安。何故なら俺には焼鳥を食べる上での頑固なルールがあって、それは俺の前では絶対串から肉を抜かずに食べて欲しいということ。どんなに君が美人であろうと、もし串から肉を抜いたりしたら、その場で俺は席を立つからと宣言。でも、Sさんもそれは当然でしょ?串から肉を外すなんて焼鳥道に反するわと食べてくれたので、俺は上機嫌なんてもんじゃなく約束の一時間をずるずる三時間に延長して二人で日本酒五合を空けていたのだった。