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福島原発事故に伴う放射線量率等に関する柏市の考え方と2011Enjoy手賀沼!

2011-04-23 | その他
本ブログでは、柏市の放射線量率が千葉県の市原市や東京の本郷等の測定結果より高いことを、東京大学柏の葉キャンパスと国立がんセンター東病院での測定値結果との比較で紹介してきました。この件について、4月22日付けで柏市はホームページにて、この数値の高いことについての基本的な考え方を発表しましたので、紹介します。
柏市では、現状の水準では健康には、子どもも含めて全く問題ないと、東京大学、国立がんセンターからもコメントをもらっており、また、市としても、放射線に関する専門家のコメントなどを読む限り、健康に問題はないと認識しているとのことです。
では、その根拠等について、以下に引用し、紹介します。
上記2箇所の数値が高い要因として、そもそも、測定のやり方や場所によって数字は変わることがあげられます。
東京大学が測定しているものは、国や県が行っている測定方法と異なっているため、単純な比較はふさわしくないとのことです。同大学では、測定地にある天然石や地質などの影響で、平時でも放射線量率が高めとなっており、現在、公表している柏の葉のデータは、他と比べ高めであるが、これは測定方法、測定する高さ、測定場所にある石、土砂などの影響が原因であると考えているとのことです。東京大学や国立がん研究センターについては、県内で測定されている市原市内の測定場所より低い地上付近で測定されており、地面に近ければ近いほど、石、土砂の影響を受けるので、その影響があるとみられます。
このような理由により、文部科学省などが公表している近郊の放射線量率に比べて高めの放射線量率ではありますが、両機関の専門家の意見としましても、人体に影響を与えるレベルではなく、健康にはなんら問題はなく、特段の対策は必要ないと見解を示しており、柏市も同じ認識をしています。
さらに、市民からの柏市としても独自に測定すべきではないかとのい指摘に対し、柏市独自での測定を行う予定はないと答えています。
調査、測定、評価には各県の研究機関において、専門機器に熟練した技術職員が必要となることや、測定方法等による誤差を考えれば、結果は同じであり、継続的に東京大学等の数値を把握し、専門家の意見を参照すれば良いと判断しています。この数値の変化については、柏市としても注視し、急激な上昇がある場合については、専門家に問い合わせ、適切な対応を図っていきます。
また、柏市では通常に生活するのに問題があるのかという問いに対しては、普通に生活していて問題ないと回答しています。その根拠として、「独立行政法人 放射線医学総合研究所」から4月14日付けで次のとおり見解を紹介しています。
「文部科学省発表の空間線量率を見る限り、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木はおおよそ東京と同じくらいと考えて下さい。茨城は、大気中の放射線による線量は、文部科学省が発表したデータから累積し、通常時の平均値分を除くと、データのある3月15日以降で66マイクロシーベルトを超える程度です(1日8時間屋外に居たとして)。普通に生活して下さって問題ありません。(放射線被ばくに関する基礎知識 第6報)」
以上が、福島原発事故に伴う放射線量率等に対する柏市の基本的な考え方です。

次に話題を替えて、2011Enjoy手賀沼!のイベントを紹介します。
今年は、東日本大震災にめげずに、“復活!ニッポン がんばろう!我孫子”~愛においでよ! 生きものいっぱい!~をキャッチフレーズに「2011Enjoy手賀沼!」が5月8日に開催されます。主催は、 [Enjoy手賀沼!実行委員会]で、 出展内容は、ほこれる手賀沼” ≪復興支援特設ブース≫ ☆募金箱設置(我孫子市義援金・赤十字・共同募金) ☆我孫子市内液状化地域の写真展示 ≪ステージ≫ 10:30 パワフル幸子のSong of Joy等々です。
なお、昨年は33団体が参加し、46事業で、来場者が約14,000名となっています。
開催日時     2011年5月8日(日)
                9時00分~15時30分
開催場所     千葉県手賀沼親水広場・我孫子市鳥の博物館
                ※我孫子市高野山新田
主な内容     手賀沼を活用した体験学習、環境学習、子どもたちの遊び、
           自然観察環境団体の活動紹介、手賀沼産の食材試食、エコ商品紹介、
           我孫子紹介、物品販売、フードコーナー、吹奏楽演奏、踊り、
           テガヌマン・ショー
対   象     どなたでも
費   用     無料(一部有料の催しあり)
主   催     [Enjoy手賀沼!実行委員会]
問い合せ     E-Mail tegadou@gmail.com
後    援    手賀沼水環境保全協議会、美しい手賀沼を愛する市民の連合会
          ジャパンバードフェスティバル実行委員会、財団法人山階鳥類研究所
協    賛    我孫子市内の商工業者および個人、飲料メーカー
広報計画     ポスター(市内公共施設、手賀沼近隣小中学校、他) 300 枚
          チラシ (手賀沼近隣小中学校、他) 17,000 枚
          共同リーフレット(あびこ福祉まつりと共同制作) 10,000 枚
問い合せ     E-Mail tegadou@gmail.com
          ホームページ (http://www.abiko-city.jp/enjoy-teganuma/)
          広報あびこ (5 月1 日)
アクセス     ・JR我孫子駅南口から阪東バス市役所経由東我孫子車庫行、
           または湖北駅南口行に乗車 「我孫子市役所」下車徒歩約5分
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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やはり心配です。 (柏人)
2011-04-24 10:19:14
数日前のニュースで、茨城県、福島県より母乳からの数値がだいぶ高いと聞きました。
多方面から調べる必要があるように思われます。
是非、宜しくお願いします。
返信する
いつまで (通りすがり…)
2011-04-25 23:11:26
たとえ今は健康に害はないとしても、今のままの状態が続けばどうなるのですか?
年間許容量を越えますよね?
私は今日や明日のことが知りたいのではなく、10年後はどうなるのか、そこを知りたいのです。
返信する

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