ちょっと用事があったので、先般、柏の葉にあるさわやかちば県民プラザに行った際に、広報紙「さわやかだより」のNO.105(平成19年8月号)に気になる記事があった。それが演劇ワークショップ公演の記事で、この件名からでは、なんのことかよくわからないので、少し調べてみました。
この演劇ワークショップなるものは、今年の3月に、40歳以上を対象に、参加者を募集し、4月から8月までのあいだ、毎週水曜日と金曜日、月に2~10回ほどの練習(練習時間:午後6時~8時30分)に励んできたらしい。その成果を9月にさわやかちば県民プラザ事業課が主催して、この参加者によって行うということがわかった。演劇の素人が、オーディションを受けたとはいえ、おおよそ30回の練習でどれだけの演劇をみせられるものか。確かに受講費用15,000円ぐらいの身銭を切っているので、参加者もそれなりの気持ちは入っていると思うので、楽しみの一面もあります。
実は、この発表会の演劇の指導している見上裕昭氏に関心があるのである。見上氏は千葉県立松戸高校の演劇部の顧問で、現役の国語の先生なのですが、1997年より『つかこうへい劇団』で研修をしました。その後、同劇団に俳優として出演、1999年『僕らの愛した若大将~もう一度パッション』で、同劇団の作・演出家としてデビューもしている。
その見上先生たち、千葉県内の高等学校の演劇部の顧問の方々が、1984年に「コモンセンスカンパニー」なる演劇集団を結成し、年1回のペースで活動しているのである。生徒を指導することとは別に、自分たちが独自の芝居を作り上げることで、生徒と同じ感 覚を共有できるのではないか、その中に何か新しい発見があるのではないかというのが結成の理由らしい。その見上氏たちが、今度はどうしたわけか、若い高校生でもない、素人のしかも中年の男女に演劇を指導する、しているのです。これはどう意味をもつのでしょうかね? 教師として、自分たちが舞台に立つことで見えてきた視点、それと、参加者の中年の男女の生き方とどうフイットするのでしょうかね?今回の演劇ワークショップ公演のみどころは、ここじゃないかと勝手に思っています。
また、このコモンセンスカンパニーの素晴らしい点は、一つの学校や一つの地域にとどまらず、県内の様々の高校に勤務する教員が集結して一つの芝居を作り上げるという、県縦断型の集団であり、このような活動が20年以上持続しているということではないでしょうか。こんな例は、全国でもあまり聞いたことはありません。
では、彼らがこれまで上演した作品は、旗揚げ作品である「子供の領分」(金属バット殺人事件が 題材)「エリアンの手記」(いじめ自殺が題材)「ら抜きの殺意」(いわゆる「コ ギャル語」に代表される現代の話し言葉が題材)など、教育・社会問題に目を向けたものや、つかこうへい作「熱海殺人事件」清水邦夫作「タンゴ・冬の終わりに」などがあり、どの作品においても完成度の高いものとなっており、プロの方々からも高い評価を得ているようです。
さて、それはそれとして、以下で、演劇ワークショップ公演の概要を紹介します。
日 時 平成19年9月2日(日)開場13:30~ 開演14:00~15:30
場 所 さわやかちば県民プラザホール
入場料 無料
演 題 『君も僕も若大将~愛する時は今』(仮題)
作・演出 見上裕昭
照 明 西尾憲一
舞台監督 菅 健一
振り付け 横手はるみ
音 響 小室秀一
演出助手 吉田友子
協 力 千葉県立松戸高校演劇部
問合せ先 さわやかちば県民プラザ(℡)04-7140-8615
この演劇ワークショップなるものは、今年の3月に、40歳以上を対象に、参加者を募集し、4月から8月までのあいだ、毎週水曜日と金曜日、月に2~10回ほどの練習(練習時間:午後6時~8時30分)に励んできたらしい。その成果を9月にさわやかちば県民プラザ事業課が主催して、この参加者によって行うということがわかった。演劇の素人が、オーディションを受けたとはいえ、おおよそ30回の練習でどれだけの演劇をみせられるものか。確かに受講費用15,000円ぐらいの身銭を切っているので、参加者もそれなりの気持ちは入っていると思うので、楽しみの一面もあります。
実は、この発表会の演劇の指導している見上裕昭氏に関心があるのである。見上氏は千葉県立松戸高校の演劇部の顧問で、現役の国語の先生なのですが、1997年より『つかこうへい劇団』で研修をしました。その後、同劇団に俳優として出演、1999年『僕らの愛した若大将~もう一度パッション』で、同劇団の作・演出家としてデビューもしている。
その見上先生たち、千葉県内の高等学校の演劇部の顧問の方々が、1984年に「コモンセンスカンパニー」なる演劇集団を結成し、年1回のペースで活動しているのである。生徒を指導することとは別に、自分たちが独自の芝居を作り上げることで、生徒と同じ感 覚を共有できるのではないか、その中に何か新しい発見があるのではないかというのが結成の理由らしい。その見上氏たちが、今度はどうしたわけか、若い高校生でもない、素人のしかも中年の男女に演劇を指導する、しているのです。これはどう意味をもつのでしょうかね? 教師として、自分たちが舞台に立つことで見えてきた視点、それと、参加者の中年の男女の生き方とどうフイットするのでしょうかね?今回の演劇ワークショップ公演のみどころは、ここじゃないかと勝手に思っています。
また、このコモンセンスカンパニーの素晴らしい点は、一つの学校や一つの地域にとどまらず、県内の様々の高校に勤務する教員が集結して一つの芝居を作り上げるという、県縦断型の集団であり、このような活動が20年以上持続しているということではないでしょうか。こんな例は、全国でもあまり聞いたことはありません。
では、彼らがこれまで上演した作品は、旗揚げ作品である「子供の領分」(金属バット殺人事件が 題材)「エリアンの手記」(いじめ自殺が題材)「ら抜きの殺意」(いわゆる「コ ギャル語」に代表される現代の話し言葉が題材)など、教育・社会問題に目を向けたものや、つかこうへい作「熱海殺人事件」清水邦夫作「タンゴ・冬の終わりに」などがあり、どの作品においても完成度の高いものとなっており、プロの方々からも高い評価を得ているようです。
さて、それはそれとして、以下で、演劇ワークショップ公演の概要を紹介します。
日 時 平成19年9月2日(日)開場13:30~ 開演14:00~15:30
場 所 さわやかちば県民プラザホール
入場料 無料
演 題 『君も僕も若大将~愛する時は今』(仮題)
作・演出 見上裕昭
照 明 西尾憲一
舞台監督 菅 健一
振り付け 横手はるみ
音 響 小室秀一
演出助手 吉田友子
協 力 千葉県立松戸高校演劇部
問合せ先 さわやかちば県民プラザ(℡)04-7140-8615
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