今日から9月。暑い暑かった夏も終わって、天高く馬肥ゆる秋、芸術の秋ともなりました。今回は我孫子市白樺文学館の特別企画展について以下に紹介します。当館は、志賀直哉邸旧跡地の斜め前に、2001年佐野力氏が建設した文学館です。敷地面積277.68㎡に地上3階地下1階鉄筋コンクリート造の建物です。平成20年度に寄贈を受け、平成21年4月から市の運営で再出発しています。
開催期間 9月29日(日)まで
開催場所 我孫子市白樺文学館
※所在地:我孫子市緑2-11-8
休館日 休館日は月曜日です。
月曜日が祝祭日の場合にはその翌日が休館日となります。
開館時間 AM 9:30~PM 4:30
入館料 一般 300円
高校生・大学生 200円
子供(小学生・中学生) 100円
内 容 「柳楢悦と嘉納治五郎」
-嘉納治五郎を我孫子に導いたのは義兄柳楢悦だった ?? -
柳宗悦の父、柳楢悦の著書「鳧雁狩猟説」が国会図書館に眠っていま
した。それは手賀沼鴨猟の実踏調査報告書でした。楢悦が手賀沼を
訪れたのは明治22年2月、それからおよそ20数年後、義弟で
ある旨悦の叔父にあたる嘉納治五郎が我孫子に別荘と農園を持ち、
さらにその4年後に宗悦夫妻が三樹荘に住むことになりました。
柳楢悦が手賀沼を訪れた当時の日本は布告強兵をめざして各種産業
の近代化に取り組んでいた時期にあたります。
柳楢悦は海軍水路局(現海上保安庁)初代局長として日本近海の
海図作成を成し遂げ〈海の伊能忠敬〉と称されましたが、同時に
〈大日本水産会〉幹事長として漁業の近代化を推進した人としても
知られています。手賀沼実踏調査報告は、柳楢悦の死後、遺稿
「鳧雁狩猟記」として大日本水産会から発行されました。
柳一族と我孫子の繋がりの濃さはどこからくるのでしょうか。
問い合せ 孫子市教育委員会 生涯学習部 文化・スポーツ課 白樺文学館担当
TEL04-7169-8468 FAX:04-7169-1837
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