布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

布施弁天の文化財を守る会

2007-06-03 | 歴史
6月2日に布施弁天の文化財を守る会より、18年度の決算報告、19年度の事業計画と予算書が送られてきました。その中に布施弁天東海寺よりのお知らせという水色の紙も同封されていました。それによると、先般、私が書き込んだ白蛇の公開と光明祭の主催者は、布施弁天の文化財を守る会でなく、布施弁天東海寺となっておりましたので、お詫びし訂正します。また、コンサートと記載したが、光明祭とシンセサイザーの演奏に訂正します。しかし、安心しました。自分も会員である布施弁天の文化財を守る会が、白蛇の公開や光明祭を主催するかと思い、危惧していたのです。先般も書いたように、これが文化財を守る活動なのかと、でも、私の早とちりですんで良かったです。この他に19年度の会費を振り込むようにとの依頼分も同封されていましたが、文化財を守る会の活動紹介の前に、まず、改めて東海寺主催の以下の行事を紹介します。
1.白蛇の公開
   8月3日(金)15:00~18:00
   本堂にて
2.光明祭
   9月8日(土)18:00~20:00
   灯明料:1口1,000円
   灯明をお供えし、先祖の供養や日頃の感謝の気持ちを現わすと共に、
   光と音のページェントと題して、シンセサイザー奏者相原耕治氏に
   よるサウンドパフォーマンスをも開催します。
さて、次ぎに文化財を守る会について。まず、役員名簿が同封されていましたが、どうも、地元の人たちが少なく、市内の著名人が名前を連ねています。また、文化財の専門家が、また、学識経験者がいないように思え、これでいいのかと、まず、疑問に思いました。純粋に千葉県指定の楼門、鐘楼、本堂の3つの建物を守る市民の会とするなら、著名人もそうなんですが、東海寺の寺檀家や祈願檀家とは、区別する必要があると思うのですが、どうなんでしょうか。
ということは、このことが事業計画ともかかわってくるのです。本来の活動は市民に千葉県指定の文化財の維持・保存の協力を訴え行くのがメインであると思うのですよね。ですから、本来なら、ボランティア等による無料の三建物の説明会等を開催したり、そのための説明用のパンフレットづくり等が活動の中心になるように思えるのですが。でも、こうしたことが、19年度の事業計画に、予算にも反映されていないようにみえるのですが。先般、紹介し、階段前に建立された文化財という石碑のことは、19年度の予算書にはかかれていましたが、それ以外の文化財の啓蒙・啓発の記載がなく、一般会員は単に会費だけを納める存在に過ぎない??ええー、それでよいのでしょうか。
18年度も予算約140万円のうち、約130万円を積み立て、今年度も、19年度も収入の半分の約80万円を修理・保全等のために積み立てるという。問題はこの積み立ての目的が一般会員にきちんと説明されていないことです。たとえば、楼門の補修に2千万円かかるので、1千万円を文化財を守る会員たちで積み立て、あとは、行政の補助金や寄付でまかなうとかなんとかが説明されていません。何を補修するので、いくらまで積み立てるとかいう説明は最低の説明責任ではないでしょうか。早めに、この辺の説明責任を果たして頂かないと、現在いる170件の個人会員が19年度に会費を納入する率が下がっていく恐れがあります。
なんのために使われるかわからず、単なる保存という抽象論だけで積み立てられるのでは、一般会員だって、いつまでも、ついては行かないのではないでしょうか。また、一般会員の役割はなんなのかも知りたいと思っております。19年度も、今後も、会員を増やす予算(会費収入165万円)になっておりますので、早急にこの辺についての役員さんのご検討をよろしくお願い致します。
更に、文化財を守る会とは、別に、以前にも書きましたが、祈願檀家の復活も急がれるのではないでしょうか?つまり、講の復活ですね。
なお、写真は杉や松が何本か残っている旧参道から布施弁天を正面に望んでいますが、携帯のため旨く表現できていませんが、実に風情あるこの布施弁天の保存は市民の共通の願いではないでしょうか。
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