布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会主催の歴史講演会「江戸前期、東葛の大名・旗本陣屋」

2020-02-17 | 歴史

標記講演会は、同会が主催する2019年度の歴楽講座の1コマで今年度、8回目の講演となります。

さて、陣屋とはなんでしょうか。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、陣屋とは、一般的に3万石以下の城を持たない大名が陣屋を持った、また上級旗本も知行地に陣屋を構えた。さらに大藩の家老の所領地である知行所の政庁が置かれた屋敷も含まれる。飛び地を所領に持つ大名が、現地の出張所として陣屋を設置することもあった。また、函館奉行所や長崎奉行所なども陣屋として扱われることがある。さらには幕府直轄領地である支配所に置かれた代官所を含む場合もある。領主の領地の居地をあらわす用語は、城主の居城に対して、陣屋を居地とする場合は在所という。

さて、柏に2ケ所あった陣屋は、まさに、飛び地を所領に持つ大名が、現地の出張所として設置したようです。そう、柏の地域を治めていたのは、静岡県藤枝市(駿河国)にお城を持つ譜代大名の本多氏の田中藩です。石高、約4万石のうち、柏や流山等の東葛に飛び地として約1万石もっていました。この柏等の飛び地を治めるのに本多氏は、市内の藤心と田中に出張所いわゆる陣屋を置いて、田中藩の三河武士たちを詰めさせていたのです。その跡地には、今は、碑は建っておりますが、往時をしのぶ建物はありません。逆井の観音寺には、かろうじて藤心陣屋の表門が、法林寺には中門が移設されて残ってはいますが。幕末のころになると流山の加には田中藩の下屋敷ができたそうです。そこで、今回は、江戸前期の東葛の大名・旗本陣屋について、位置づけを含め考察して行くとのこと。関心のある方が行かれてみてはいかがでしょうか。

開催日時     2月23日(日)13:00~15:00

開催場所     パレット柏 ミーティングルームE

               ※所在地:柏市柏1-7-1-301Day One タワー3F

                TEL:04-7157-0280

                  (JR柏駅南口から徒歩3分)

内  容     演題:「江戸前期、東葛の大名・旗本陣屋」

         講師:手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

対  象     どなたでも

費  用     300円(資料代など)

申込み      当日、直接、会場へ

主  催     手賀沼と松ヶ崎城の歴史を考える会

問い合せ     TEL:090-3579-5185(森)

            E-mail:info@matsugasakijo.net

その他      車でお越しの場合、専用の駐車場はありませんので、近くの有料駐車場にお止めください。

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