標記企画展について、我孫子市のホームページより引用し、以下に紹介します。
白樺派と民藝運動ゆかりの地、我孫子。志賀直哉、柳宗悦、武者小路実篤らは、それぞれの人生のステップとしてこの我孫子で若き日を過ごし、「我孫子・白樺派」というべき文化空間を創造しました。
しかし志賀らが去った後、「我孫子・白樺派」は失われたかのように思われてきましたが、それを引き継いだ人物こそ、我孫子を描き、我孫子を詠んだ歌人、原田京平(恭平・聚文(しゅうぶん)・和周(わしゅう))です。
本企画展は「我孫子・白樺派」の継承者である原田京平展のシリーズ第2弾として原田京平の歌人としての顔に注目しています。
京平は本業こそ画家でしたが、我孫子を詠んだ短歌が数多く残されており、それらは最初にして最後の唯一の歌集、遺歌集『雲の流れ』にまとめられています。
今回は遺歌集『雲の流れ』に綴られた短歌を紹介する展示となっています。
京平の短歌の師である窪田空穂は次の言葉を残しています。「これらの歌は、洋画家原田和周君が、病床のつれづれに心やりに詠んだという程度のものではない。これを文藝として観て、現在の歌界に対して可なり高い評価を要求し得る値を持つたものと思はれる。」(窪田空穂「序文」『雲の流れ』より)
その短歌の中には、鳥を詠んだり、手賀沼を詠んだり、暮らしを詠んだりと、我孫子の魅力を伝えてくれるものがたくさんあります。京平が詠んだ我孫子の風景、風土を是非感じてみてください
開催期間 平成28年2月21日(日)まで
開催時間 9:30~16:30
開催場所 我孫子市白樺文学館
※所在地:我孫子市緑2-11-8
休館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は直後の平日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料 個人 一般300円、高校生・大学生200円
団体(20人以上の場合)
一般2540円、高校生・大学生160円
※なお、3館共通券(鳥の博物館、白樺文学館、杉村楚人冠記念館)は、
一般600円、高校生・大学生400円です。
対 象 どなたでも
主 催 我孫子市教育委員会 生涯学習部 白樺文学館
問い合せ 我孫子市教育委員会 生涯学習部 白樺文学館
電話:04-7185-2192 ファクス:04-7185-8835