布施弁天界隈の自然と歴史情報

関東三弁天の一つである柏市布施弁天界隈の城跡、神社、仏閣等の歴史的遺産の紹介とあけぼの山近辺の花情報の提供

柏市郷土資料展示室での芹沢金圭介没後30年記念特別企画展「芹沢金圭介の風」

2013-12-29 | その他

第17回目の芹沢金圭介作品展は、1934年に亡くなった芹沢金圭介の没後30年特別企画展となります。なお、同時に静岡の静岡市立芹沢金圭介美術館でも、「芹沢金圭介没後30年記念ふるさとへの思いー芹沢金圭介の日本ー」が2014年1月4日(土)から5月11日(日)まで開催されます。

開催期間     2014年1月18日(土)~5月11日(日)

開館時間     9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日      月曜日(祝日、振替日は開館)

           年末年始(12月24日から1月17日まで休館)

開催場所     柏市郷土資料展示室

                   ※所在地:柏市大島田48-1(柏市沼南庁舎2階)

                     TEL:04-7191-1450

展示作品     昭和51年にパリに渡った柏市所蔵作品を中心に、同会場で展示されたものと

           同名の「芹沢金圭介の秀作」など50点を紹介します。

対   象     どなたでも

費   用     無料

主   催     柏市郷土資料展示室

協   力     静岡市立芹沢金圭介美術館

           東北福祉大学芹沢金圭介美術工芸館     

その他      駐車料金は無料

最後に芹沢金圭介(1895年~1984年)の簡単なプロフィールを紹介します。

芹沢金圭介は、1895年(明治28年)、静岡市生まれ。

東京高等工業専門学校(現東京工業大学)で印刷図案を学ぶとともに、雑誌「白樺」を耽読し、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、中川一政に傾倒しました。

芹沢にとって転機は二度ありました。その一つは民芸運動の創始者・柳宗悦との出会いです。柳の論文「工藝の道」に心をひかれ、以来「師」と仰いで民芸運動に参加しました。

もう一つの転機は、沖縄紅型(びんがた)を初めて見たときです。その美しさに触発され、沖縄において紅型の技法を学び、これを独自の型絵染に昇華して、自由で格調のある作品を生み出しました。

1956年(昭和31年)、61歳のときに型絵染で重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」に認定され、染色以外でもガラス絵、板絵など多彩な創作活動を展開しました。

1976年(昭和51年)、文化功労者に選出され、パリの国立グラン・パレ美術館で開催された「芹沢介展」では、ヨーロッパの人々を魅了し、その名声は諸外国にもとどろきわたっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする