TBSのドラマ『僕たちの戦争』を観ました。人間魚雷回天を扱うドラマということで、録画して観ることにしました。このドラマは9/17(日)夜9時放送ということを何度もコマーシャルで流していたので、このドラマを観る前に映画『出口のない海』はどうしても観たかったので昼間に『出口のない海』を観てから、夜にこの『僕たちの戦争』を観るという連チャンをすることになりました。
2006年の現代に暮らす根無しポジティブな若者尾島健太(森山未來)と、1944年に霞ヶ浦航空隊の石庭吾一(森山未來・二役)が突然入れ替わるというストーリーになっています。
キャッチコピーでは「生きる時代を交換して数奇な運命に陥ってしまった若者が、それぞれの視点から、太平洋戦争をどのように見つめるのか。また、戦争という状況下で、人間の精神状態はどのように変わってゆくのかを、真剣に考えさせられる問題作」という触れ込みです。
でも、観た感想を正直に言えば、非常にコミカルなエンターテイメントな作品になっているということでしょうか。へたをすると劇場版『ドラえもん』でも描ける内容だったかもしれないと思えました。
ただ、「誰もが観ることができて、誰もがいろんなことを考えてほしい」というテーマのもとで、あえてこのような内容にしているのかもしれなません。
タイムスリップとか、タイムトラベルというテーマはいろんな映画や小説のなかで言い尽くされているので、タイムパラドックす云々については言いたくないけど、相当無理があるように思えるのは、偏屈者の私だけでしょうか。何度も「そんなことはないやろ!」を連発しながら観ていました。
登場キャストについては、なかなかいい配役だったのではないかと思います。主人公に森山未來を持って行ったのは良かったし、予科練の同僚の二人もナイスキャストだと思う。特に古屋英二 役 の浅利陽介はなかなか存在感のある演技が光っていたと思います。この子は以前テレビドラマ『永遠の仔』(2000年)でジラフの少年時代を演じていてその頃からずっと注目している俳優さんです。今は大河ドラマに関白秀長の家来役で出ています。
もう一人、憎まれ役の山口という班長が出てきます。この役を桐谷健太さんがやっています。この役者さんは若いのになかなかの性格俳優さんです。『パッチギ』の時は副番長で「オッス!」と言ってたり、『出口のない海』では明大野球部のファースト役で出ています。存在感抜群の俳優で、いつも注目している一人です。コマーシャルにもちょこちょこ出ています。
他にも、恋人役で上野樹里、昭和19年のマドンナとして内山理名、健太の父母として古田新太、麻生祐未となかなかの配役で臨んでいます。麻生祐未が、もうあんな大きい子の母親役なのかと思いながら観ていると、父親役の古田さんの頭をポカポカなぐるつっこみママの役なのでもっと転けてしまいました。
『出口のない海』で主役が市川海老蔵さんだったのに比べて登場人物が若いのでリアリティーがあったように思います。このドラマを観てから思ったのですが、並木浩二役は塩谷瞬さんでも良かったのではないかと思いました。もう少し若手で固めてほしかったかもしれません。
ただ、テレビドラマですので予算の関係があるのだと思いますが、セットがちゃちいのに涙が出てきます。潜水艦の大きさが漁船並みなのです。回天も一機しか積んでおらず、これでどうして、隊が組めるのでしょう。もう少しそこらへんは、何とか考えてほしかったと思います。
ただ、ドラマの最後に健太が回天に乗って言う台詞「50何年前の戦争中の日本にいた人間たちは、俺たちとそんなに変わんない。いいやつもいれば、嫌なやつもいる。俺たちと同じように笑って、怒って、泣いて、悩んで、怯えて、信じて、誰かを好きになって、自分を認めてほしがって…誰がこんな戦争始めたんだ…責任者出てこい」 このことばは光っていました。
番組最後のに文庫本視聴者プレゼントの案内を見て、次の日すぐに本屋に行って原作を買いました。
2006年の現代に暮らす根無しポジティブな若者尾島健太(森山未來)と、1944年に霞ヶ浦航空隊の石庭吾一(森山未來・二役)が突然入れ替わるというストーリーになっています。
キャッチコピーでは「生きる時代を交換して数奇な運命に陥ってしまった若者が、それぞれの視点から、太平洋戦争をどのように見つめるのか。また、戦争という状況下で、人間の精神状態はどのように変わってゆくのかを、真剣に考えさせられる問題作」という触れ込みです。
でも、観た感想を正直に言えば、非常にコミカルなエンターテイメントな作品になっているということでしょうか。へたをすると劇場版『ドラえもん』でも描ける内容だったかもしれないと思えました。
ただ、「誰もが観ることができて、誰もがいろんなことを考えてほしい」というテーマのもとで、あえてこのような内容にしているのかもしれなません。
タイムスリップとか、タイムトラベルというテーマはいろんな映画や小説のなかで言い尽くされているので、タイムパラドックす云々については言いたくないけど、相当無理があるように思えるのは、偏屈者の私だけでしょうか。何度も「そんなことはないやろ!」を連発しながら観ていました。
登場キャストについては、なかなかいい配役だったのではないかと思います。主人公に森山未來を持って行ったのは良かったし、予科練の同僚の二人もナイスキャストだと思う。特に古屋英二 役 の浅利陽介はなかなか存在感のある演技が光っていたと思います。この子は以前テレビドラマ『永遠の仔』(2000年)でジラフの少年時代を演じていてその頃からずっと注目している俳優さんです。今は大河ドラマに関白秀長の家来役で出ています。
もう一人、憎まれ役の山口という班長が出てきます。この役を桐谷健太さんがやっています。この役者さんは若いのになかなかの性格俳優さんです。『パッチギ』の時は副番長で「オッス!」と言ってたり、『出口のない海』では明大野球部のファースト役で出ています。存在感抜群の俳優で、いつも注目している一人です。コマーシャルにもちょこちょこ出ています。
他にも、恋人役で上野樹里、昭和19年のマドンナとして内山理名、健太の父母として古田新太、麻生祐未となかなかの配役で臨んでいます。麻生祐未が、もうあんな大きい子の母親役なのかと思いながら観ていると、父親役の古田さんの頭をポカポカなぐるつっこみママの役なのでもっと転けてしまいました。
『出口のない海』で主役が市川海老蔵さんだったのに比べて登場人物が若いのでリアリティーがあったように思います。このドラマを観てから思ったのですが、並木浩二役は塩谷瞬さんでも良かったのではないかと思いました。もう少し若手で固めてほしかったかもしれません。
ただ、テレビドラマですので予算の関係があるのだと思いますが、セットがちゃちいのに涙が出てきます。潜水艦の大きさが漁船並みなのです。回天も一機しか積んでおらず、これでどうして、隊が組めるのでしょう。もう少しそこらへんは、何とか考えてほしかったと思います。
ただ、ドラマの最後に健太が回天に乗って言う台詞「50何年前の戦争中の日本にいた人間たちは、俺たちとそんなに変わんない。いいやつもいれば、嫌なやつもいる。俺たちと同じように笑って、怒って、泣いて、悩んで、怯えて、信じて、誰かを好きになって、自分を認めてほしがって…誰がこんな戦争始めたんだ…責任者出てこい」 このことばは光っていました。
番組最後のに文庫本視聴者プレゼントの案内を見て、次の日すぐに本屋に行って原作を買いました。
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